足利義氏

法楽寺 足利義氏五輪塔
法楽寺 足利義氏五輪塔(撮影 2013.5.3)

 足利家三代当主足利義氏は、和田合戦・承久の乱・宝治合戦などで活躍。母は北条時政の娘、妻は北条泰時の娘で、幕政に重きをなした。また、勅撰和歌集の『続拾遺集』に入集するなど、文人としての素養にも恵まれた。仁治2年(1241)に出家後は、正義と号し、法楽寺に隠棲した。
 法楽寺の本堂南側には、義氏の墓所がある。義氏の五輪塔の周囲には、鎌倉時代から室町時代頃の大小の五輪塔・宝筐印塔が集められている。かつて、法楽寺には池があり、「阿弥陀ケ池」とよばれていた。池底から阿弥陀如来像があらわれ、義氏はそれを法楽寺の本尊にしたという。阿弥陀如来像は現存しないが、法楽寺が当初は、浄土庭園を有する寺院であったことがわかる。

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