白米の千枚田

白米の千枚田
撮影 2014.8.3

 白米の千枚田(国名勝) は山裾の急斜面を、荒波の打ち寄せる波打ち際まで階段状に切り開いた棚田で、1000枚を超える小さな水田が、幾何学模様に配されている。大規模な地滑りで、水田の大半が失われたこともあったが、再び開田されて、今日に至る。奥能登の水田開発の歴史を物語る、重要な遺産である。17世紀につくられた谷川用水が今も利用され、田植えの頃、豊かにたたえられた水面に夕日が映える情景は、幻想的でさえある。しかし、人力に頼るしかない棚田の維持管理は、高齢化が進む地元住民だけでは限界があり、輪島市はオーナー制度やボランティアの協力を得て、日本の原風景を思わせる景勝と農村文化を後世に残そうとしている。

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