鎌倉大仏(高徳院)

鎌倉大仏(高徳院)
鎌倉大仏(高徳院)(撮影 2011.4.5)
 鎌倉大仏(国宝)(国史跡)で有名な高徳院は浄土宗の寺院であり、大仏は仏身約11m、耳の長さ約2m、目の長さ約1mで銅造阿弥陀如来坐像である。手を膝の上におき上品上生印を結ぶ。目は切れ長で、やや猫背ぎみに両肩が迫り出している。衣は両肩にかかり、写実的である。また像の所々に金箔が残る。この像はただ大きいだけでなく、中国の宋の様式と慶派の影響を巧みに融合させ、鎌倉の仏像独特の美しさをつくりだしている。
創建当初大仏像の礎石
創建当初大仏像の礎石(撮影 2011.4.5)
 鎌倉大仏は当初大仏殿におさめられていた。『太平記』には建武2年(1335)、中先代の乱をおこした北条時行の軍勢が大風をさけて堂内にはいったところ、堂が倒壊し、500人余りが死んだことが記されている。その後も天災をこうむり、明応4年(1495)の津波で大仏殿はなくなり、露座の大仏となった。後世、何度か大仏殿修復の動きがおこったが実現していない。大仏の周りには今も大仏殿の礎石が残り、その巨大さをしのばせている。
観月堂
観月堂(撮影 2011.4.5)
 境内奥には、もとは朝鮮李王朝の月宮殿であった観月堂がある。堂内に徳川二代将軍徳川秀忠の念持仏と伝える聖観音が安置されている。
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