上野公園 旧東京音楽学校奏楽堂

上野公園 旧東京音楽学校奏楽堂
上野公園 旧東京音楽学校奏楽堂(撮影 2011.4.17)
 旧東京音楽学校奏楽堂(国重要文化財)は、明治23年(1890)東京音楽学校(現、東京芸術大学)本館として建設された。設計は山口半六、久留正道で、わが国初の本格的な音楽ホールであり、音楽教育の記念的な存在である。中央天井をヴォールト状(かまぼこ型)に高くし、視覚、排気、音楽上の配慮がなされている。また、壁面や床下に藁や大鋸屑が詰められ、遮音効果をあげるなど技術的な工夫があり、貴重な建築物である。
 この奏楽堂からは、滝廉太郎を始めとする幾多の音楽家を世に送り出してきたが、老朽化が進み、取壊しの危機にひんしていた。しかし、音楽関係者を始めとする多くの人々の保存に対する努力が実り、昭和62年3月、歴史と伝統を踏まえ、広く一般に活用されるよう、この地に移築復元された。また、移築工事とあわせて、日本唯一の空気式パイプオルガンも修復され舞台中央に甦った。
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