【カタクリ 3月】
乱開発で消えた里山の自然を個人で守りぬいたのが城山かたくりの里。裏山の北斜面3000㎡一面に約30万株ものカタクリが自生し、ゆるやかな遊歩道が頂上へとつづく。
カタクリの花は良く晴れた日に咲き花びらは開いてそり返り、かごを傾けたように見えることから古くは「堅香子」と呼ぱれた。
珍しい白いカタクリも見られる。
【ミツマタ 3月】
園内では、ミツマタ、日向ミズキ、キブシ、ボケ、陽光サクラなど、沢山の花々を楽しむことが出来る。
小倉橋は相模川に架かる美しいアーチ型の橋であった。
「津久井湖から流れ、長さ120kmの神奈川県最長を誇る相模川が、城山町に入ってから架かる道路橋として、その役割を果たす小倉橋は、昭和13年(1938)に完成したものだ。鉄筋コンクリート四径間連続アーチ橋と呼ばれるもので、四本の橋脚が半円型の弧を描く優美な橋として知られている。と同時に、50年以上にわたって、手造りの名橋として、地元の人々に愛されてきた。」(※)
小倉橋から長竹川尻線の車道を通り、途中から城山(海抜375m)(自然)に登る。頂上には築井城の歴史を記する「築井古城記」の石碑がある。眼下には津久井湖を望み、八王子方面の山々の展望も素晴らしい所です。頂上付近には「景勝50選の石碑」が見つからなかった。
津久井城は、御林山宝ケ峰の通称で、標高375mある。山名の由来は、築井城があったためで、築井城山あるいは津久井城山とも呼ばれている。山頂はふたつに分かれ、築井城址があるのは西側の峰で、束に面した峰には飯縄神社がある。
後日、上記の「景勝50選の石碑」の石碑についは、神奈川県観光協会の方に設置場所をお聞きし、先日通りかかった時に撮影したもの。
県立津久井湖城山公園は、城山ダムの両岸と、戦国時代の山城、津久井城跡を利用した公園である。ダムの両側に広がる「水の苑地」と「花の苑地」、そして城山南麓の「根小屋地区」が開園した。
水の苑地は中央に噴水・滝・大型花壇があり、春は桜の名所になっている。
城山ダムは昭和40年(1965)に県下で3番目のダムとして誕生した。水道用水や発電、洪水調整の機能を備えた多目的ダムとして、県民の暮らしを支えている。
花の苑地には、地元野菜やお弁当、特産・名産を販売している「津久井湖観光センター」やドライブ休憩所、ガーデンバーベキュー場がある。