真鶴の魅力は自然豊かな海の景色と新鮮な魚であり、岬の先端には景勝地の真鶴岬と三ツ石がある。真鶴港周辺には磯料理や活魚料理の店が、道路の両側に立ち並ぶ。
　ここから少し歩いた所に「貴船まつり」で有名な貴船神社がある。

　貴船神社は、大国主神、事代主神(恵比須)、少彦名神をまつる真鶴の鎮守。漁業・海上安全の守り神として知られる。

貴船まつり

　毎年7月27日～28日に真鶴町で行われる「貴船まつり」は、宮城県塩竈神社例大祭、広島県厳島神社例大祭とともに日本三大船まつり。船体を左右に大きく揺さぶる「小早船」、貴船神社の「鹿島踊り」や石段を駆け下りる「神輿」など、見所が多い。

　櫂伝馬2隻は、海上渡御にあたり、神興船・小早船2隻・囃子船2隻の計5隻の船を手漕する。

2008.7.27 貴船まつり(重要無形民俗文化財)

　琴ケ浜の海岸を左手に見て、里地のバス停辺りから道路は緩やかな登り坂になる。ここから、約20分で「真鶴岬と三ツ石」を真正面に望むことができる見晴台に着いた。ここ真鶴岬は、ガクアジサイ(花の名所)の名所としても知られている。

真鶴岬と三ツ石(景勝50選)

　真鶴岬は、箱根火山が噴出した安山岩質の溶岩流によって形成された半島で、長さ約3km、幅は200mから800mで、標高が90mある。海中に見え隠れしながらのびる岩礁は、先端に三つの巨石を浮かべており、三ツ石または笠石と呼ばれ、真鶴のシンボルとなっている。

　真鶴岬の"鶴の頭"の部分に当たるのが三ツ石。岬の突端の火山噴火によって流れ出た溶岩が波に削られて形成された。干潮時には岬から歩いて渡ることができる。

　見晴台のベンチで、JR真鶴駅前で買った当地では有名な弁当(鯛めし弁当、小鰺押寿司)を妻と一緒に食べる。冷たいビール付き。

　半島先端は森林浴遊歩道、潮騒遊歩道、番場浦遊歩道が整備されているので、自分なりのルートを決めてのんびり散歩ができる。
　中川一政美術館(中川一政は、真鶴にアトリエを構えていた日本洋画壇の重鎮。油彩のほか日本画や書、陶芸など約70点を常設する)がある。

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　JR真鶴駅前の小高い場所に真鶴町荒井城址公園がある。公園内は自由広場、ピクニック広場、砦のアスレチックス、竹の庭などがある。春には枝垂れ桜の名所として知られている。

真鶴半島周辺 散歩マップ

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