光明寺から日蓮ゆかりの妙法寺へ
(光明寺~妙法寺)

光明寺バス停(京急バス)~光明寺~九品寺~長勝寺~安国論寺~妙法寺
mark光明寺(こうみょうじ)

 光明寺バス停に着いたのが午前8時前。夏場のウォーキングは午前中に限るため、いつもの時間より早いスタートであった。今日は、光明寺の記主庭園には「花の名所100選」となっている大賀蓮があり、その蓮の写真撮影が楽しみの光明寺が出発点である。ただ、本堂の左手にある記主庭園はただ今工事中であったので、廊下の上から大賀蓮の写真を写した。

山門
山門
三尊五祖の石庭
三尊五祖の石庭

 三尊五祖の三尊とは、極楽浄土の阿弥陀仏とその脇士たる観音・勢至の二大菩薩を表し、五祖は浄土教を説法流布された釈迦(印度)・善導(中国)・法然・鎮西・記主禅師(日本)の浄土宗五大祖師を示す。この三尊五祖が、庭園の中に石で表現されている。庭園全体の構図は、煩悩多いこの世(此岸)と救われていく彼の岸(彼岸)とを明らかに示している。

大殿
大殿(本堂)(国重要文化財)

 浄土宗。山号は天照山、寺号を蓮華院光明寺と称す。開基は四代執権北条経時、開山は法然の孫弟子良忠(記主禅師)である。寺宝に鎌倉期の「当麻曼茶羅縁起」、「当麻曼茶羅図」「浄土五祖絵」「浄土五祖絵伝」「十八羅漢及僧像」などがあり、鎌倉国宝館に寄託されている。

光明寺のス
記主庭園のハス(花の名所100選)

 光明寺の庭園は浄土宗庭園で記主庭園とも呼ばれる。蓮池には、夏ともなれば優雅な色を持って開花する。七月には観蓮会(有料)が開かれ蓮を眼前に抹茶を頂きながら静かな時の流れを感じることが出来る。庭園内に聳える大聖閣は宗祖法然上人800年大御忌を期して建てられた。

歴代住職の墓塔
歴代住職の墓塔
北条経時公墓
北条経時公墓

 光明寺の背後の山を総称して天照山である。天照大神の尊像を開山良忠(記主禅師)得せられたのをもって、その名を付せられたといわれている。本堂裏に開山の記主禅師をはじめ歴代住職の墓所と、開基である北条経時公(法名 蓮華寺殿安楽大禅定門)の墓所がある。

mark九品寺(くほんじ)
九品寺
九品寺

 内裏山九品寺と号する浄土宗の寺で草創は新田義貞といわれ、開山は風航順西、本尊は阿弥陀三尊である。寺には石造薬師如来座像があり、神奈川県の重要文化財に指定されている。山門の「内裏山」と本堂の「九品寺」の額に残された文字は義貞の筆によるもの。

mark長勝寺(ちょうしょうじ)

 九品寺から鎌倉駅方面に向って歩き、水道路の信号で右折すると間もなく長勝寺の横に着く。お寺の小さな門を潜ると、立派な日蓮上人像銅像が立っておりあり、その厳しい顔の表情には圧倒される。

日蓮上人銅像
日蓮上人銅像
赤木圭一郎の碑
赤木圭一郎の碑

 日蓮宗。山号は石井山。安国論寺、妙法寺とならびここも日蓮の松葉ガ谷草庵の跡と伝える。この地の領主石井長勝が日蓮に帰依し、弘長3年(1263)に日蓮が伊豆の配所から鎌倉にもどってきた時に、自分の邸宅に小庵を建てて寄進したことに始まるという。
 材木座霊園に上がる石段の途中に、もと日活のアクションスターの「赤木圭一郎の碑」がある。赤木圭一郎は映画俳優、本名は赤塚親弘、東京生まれ。神奈川県立鎌倉高校学校を卒業し、成城大学を中退して日活に入社。「トニー」の愛称で人気を集め、石原裕次郎、小林旭、和田浩治らとともに日活ダイヤモンドラインとして大々的に売り出された。

赤木圭一郎の墓
赤木圭一郎の墓
材木座海岸の眺望
材木座海岸の眺望

 高台の材木座霊園には、赤木圭一郎の墓がある。

mark安国論寺(あんこくろんじ)

 境内の霊場には御小庵、御法窟、南面窟、熊王大善神尊殿も富士見台などがある。富士見台は日蓮上人が、毎日ここから富士山に向って法華経を読誦されたと伝えられ、海岸と市内が一望できる。

山門
山門
本堂
本堂

 日蓮宗。山号は妙法華経山。妙法寺、長勝寺とならびここも日蓮の松葉ガ谷草庵の跡と伝える所で、日蓮が文応元年(1260)に五代執権北条時頼に提出した『立正安国論』を就筆したという岩穴、御法窟がある。

御小庵
御小庵
石仏とユリの花
石仏とユリの花

 境内の石仏脇に咲く薄紫のユリの花が美しい。

mark妙法寺(みょうほうじ)
入口
入口

 日蓮宗。建長5年(1253)に日蓮がひらいた松葉ガ谷の草庵跡と伝える。日蓮の鎌倉での布教の拠点となったため、日蓮に反感をもった鎌倉の武士や僧らによりに焼き討ちされた。本堂には祖師日蓮像や諸仏が安置され、花の絵のある格天井や梁の彫刻、欄間がみごとだが非公開である。本堂の右奥には仁王門があり、法華経や釈迦堂跡へ上がる石段は美しい苔におおわれている。この寺を鎌倉の苔寺と呼ぶ所以である。
 残念ながら妙法寺境内の写真撮影が禁止されていたので、お寺の参拝を諦めて国道134号沿いにある安養院に向った。

⇒ 光明寺周辺 ウォーキングマップ