矢倉沢往還の篠窪(古道)を越えて秦野へ
(新松田~秦野)

新松田駅(小田急小田原線)~篠窪~桜土手古墳公園~秦野中央運動公園~秦野駅(小田急小田原線)
mark篠窪(しのくぼ)

 海老名駅で相鉄線から小田急線に乗り換える。いつもながら休日の朝の小田急線車内は丹沢、小田原、箱根方面へ向う登山者や行楽の人で通勤並みの混み合いを見せる。

2004.12.30 日の出と富士山
富士山

 新松田駅から篠窪向かう途中、東名高速道路の下を潜った辺りで駅方面を振り返ると、真白い富士山を大きく望むことが出来た。裾野まで雪が積もった富士山は、何度眺めても、やはり美しい山である。

富士塚ミニハイキングコース
富士塚ミニハイキングコース
富士見塚
富士見塚

 篠窪入口からの富士塚ミニハイキングコースの坂道の両側はみかん畑が続く。すれ違う人は地元の農家の人ぐらいで、全く静かな所である。坂道を約15分上がった場所に富士見塚があった。近くの細い道には「矢倉沢往還の篠窪付近(古道50選)の道標が立っている。
 この場所で富士山の写真を撮っていた地元の人に出合い、素晴らしい富士山の写真などの話しを、しばらくの間聞かせてもらった。
 富士見塚は、由来は、鎌倉時代、源頼朝が「富士の巻狩り」に行くとき、この場所に駒を止め、見事な富士山の眺めに見入ったという伝承が残る。江戸時代後半には大山参りの講中が盛んになり、両参りの風習から富士山浅間神社へ参詣する旅人の往来で賑わった。

矢倉沢往還の篠窪付近
矢倉沢往還の篠窪付近
見事な柿の木(峠付近)
見事な柿の木(峠付近)

 篠窪へ向う。途中、三嶋神社(源頼朝が建立した三嶋明神のひとつ)、地福寺の前を通り秦野市に入る。
 先方の畑の真ん中に、沢山の柿が成っている見事な柿の木が目に入ってきた。ここでも、地元の写真家に出合うことができ、この柿の木について詳しい説明を伺うことが出来た。(これからの季節には、スケッチを描く人もよく見かける地元の名所とのこと)

mark桜土手古墳公園(さくらどてこふんこうえん)

 峠トンネルを抜けると正面に大山が見え秦野市街地に入り、渋沢駅方面に歩く。
 テクノパークの隣りに桜土手古墳公園がある。この公園内には7世紀後半に造られた円墳が保存され、そして芝生の上では親子が野球を楽しんでいる光景も見られた。

桜土手古墳公園
桜土手古墳公園
桜土手古墳展示館(人物埴輪)
桜土手古墳展示館

 桜土手古墳群をもとに整備された古墳公園で、専門の展示館もある。桜土手古墳群は東西500m・南北300mの地域に35の円墳を数える群集墳で、7世紀から8世紀ごろの古墳時代後期のものである。現在12基が現存し、公園敷地内には6基が保存されている。また、半径28mという最大規模の1号墳をモデルにした復元古墳もあり、横穴式石室の内部にはいったり、築造当時の葺石や周溝の様子を観察することができる。

桜土手古墳公園
復原古墳(公園50選)
横穴式石室
横穴式石室

 桜土手古墳展示館では、巡回展『発掘されたかながわの顔』が開催(2001.11.10~12.9)されていた。縄文時代から近世までの県内の遺跡から出土した顔の造形のある「人面付土器」「土偶」「人物埴輪」など、ユニークな表情を残しているものが多かった。

mark秦野中央運動公園(はたのちゅうおううんどうこうえん)

 秦野中央運動公園は、自然池、和式庭園、様式庭園、噴水池、野球場、陸上競技場、テニスコートなどスポーツ施設に恵まれた公園である。

中央こども公園
中央こども公園
テニスコート
テニスコート

水無川(富士見橋より)
秦野中央運動公園(公園50選)水無川(富士見橋より)

 中央こども公園から水無川に降りて、河川敷の遊歩道を歩く。水辺では美しい小鳥も多く、そしてよく整備された道は秦野駅へと続いていた。

⇒ 新松田~秦野周辺 ウォーキングマップ