丹沢・三ノ塔からの富士山
(ヤビツ峠~渋沢)

ヤビツ峠バス停(神奈中バス)~三ノ塔~三ノ塔尾根~県立秦野戸川公園~渋沢駅(小田急小田原線)
mark三ノ塔(さんのとう)

 今日は絶好の登山日和に恵まれて、小田急線の秦野駅前のヤビツ峠行きのバス停には、大勢の登山者の長い列が出来ていた。したがって、一台のバスでは全員が乗車出来ないので、今日は臨時バスが運行されていた。

秦野駅前
秦野駅前
富士見山荘
富士見山荘

 ヤビツ峠から約20分で、塔ノ岳表尾根の登山口にある「富士見山荘」に着く。(ただ、ヤビツ峠から富士見山荘までタクシーを利用する人もいる)

二ノ塔 表尾根
二ノ塔 表尾根
三ノ塔山頂
三ノ塔山頂

 二ノ塔は、丹沢で四季を通じて人気のあるコースに表尾根がある。春から秋にかけての休日には登る人の列ができるほどだ。起伏は多いが展望のいい尾根で、ヤビツ峠から塔ノ岳へと連なっている。二ノ塔はその尾根の途中にあって、南側から見ると、なかなかどっしりとした姿でそびえている。すぐ北の三ノ塔があまりにも大きいので、ともすれば三ノ塔と重なって見える場合もある。二ノ塔、三ノ塔と並んだ姿は表丹沢に誇る雄峰の風格を感じさせてくれる。
 三ノ塔は高さこそ塔ノ岳に及ばないが、優るとも劣らない素晴らしい展望をもっている。北には起伏のはげしい表尾根が、烏尾山から行者岳、塔ノ岳へと連なる。特異な三つの峰頭をもたげる三ツ峰が、その上に長い尾根を東にのばしている。
 広大な山頂の一角には休憩所があり、登ってきた人には便利である。この山は南ろくの菩提の上にそびえるところから菩提山と呼ばれ、札掛方面では水沢の頭とも呼ばれてきた。藤熊川に流れ込む沢に水沢があり、その沢の源頭に大きくそびえるところから水沢の頭と呼ばれた。

三ノ塔山頂からの富士山
三ノ塔山頂からの富士山

 丹沢大山国定公園は、昭和40年(1965)に、県立丹沢大山自然公園の中枢部分が格上げの形で国定公園に指定されたもので、その面積は26,345ヘクタールと箱根国立公園の約2.6倍に当たる。その後、丹沢湖の出現を契機として公園区域の再検討がされ、丹沢湖周辺を区域に編入する形で、昭和60年(1985)9月5日には27,572ヘクタールとなっている。地形は標高1,673の蛭ケ岳を最高隆として1,000を超える山は六三座を数え、相模平野から急峻な山肌が立ち上がり、その中へⅤ字谷がいくつも深く入りこんでいる。このことは標高の割には高山の趣きを感じさせまた「神奈川県の屋根」とも呼ばれる理由であろう。
 富士山が丹沢の山々を大きく抜いて高くそびえる。東には相州の名山として知られる大山。ピラミダルな姿は江戸時代から庶民の多くの信仰を集めた山にふさわしい。その間には中津川の源流・藤熊川が白い流れをのぞかせている。

三ノ塔山頂からの大山
三ノ塔山頂からの大山
三ノ塔からの塔ノ岳
三ノ塔からの塔ノ岳

 三ノ塔山頂では富士山、大山、塔ノ岳(自然)の写真を撮影しながら、しばらくの間休憩を取った。 初めて三ノ塔に登って、好天気と素晴らしい展望に恵まれて本当にラッキーであった。
 ほとんどの登山者は塔ノ岳までの往復をされるが、私は三ノ塔尾根を下って小田急渋沢駅まで歩いた。

mark三ノ塔尾根(さんのとうおね)
三ノ塔尾根
三ノ塔尾根
万人愛林緑風万里
万人愛林緑風万里

 万人愛林緑風万里は、横野共有林野は、江戸時代初期から380年の永きにわたり、横野に居住した先祖から引き継がれ、現在も住民の手によって管理運営が行われている。明治22年(1889)に市制町村制が施行され、同年四月には横野村、戸川村、三屋村、菩提村、羽根村の五か村が合併し、北秦野村が誕生した。
 三ノ塔尾根は表尾根に比べて静かで、途中にすれ違った登山者は数人程度であった。

mark県立秦野戸川公園(けんりつはたのとかわこうえん)

 三ノ塔尾根を下りきると、眼下に県立秦野戸川公園の立派な「風の吊り橋」が見えてきた。

風の吊り橋
風の吊り橋
パークセンター(ビジターセンター)
パークセンター(ビジターセンター)

ビジターセンターの館内展示
ビジターセンターの館内展示
オニサルビア(小さな庭の見本園)
オニサルビア(小さな庭の見本園)

 パークセンター(ビジターセンター)では、「山とわたしたち」、「丹沢の山々」、「ブナの原生林」などの展示を見学させてもらった。
 公園内には少年野球場・多目的グランド・子供の広場・小さな庭の見本園などの設備がある。

風の吊り橋と丹沢の山々
県立秦野戸川公園風の吊り橋と丹沢の山々

 丹沢の山々から流れる水無川の自然を活かした都市公園。古くから丹沢登山口として知られるこの地域は、毎年多くの登山客やキャンパーが訪れににぎわっている。美しい丹沢の山並を背景に、川遊びやパーベキュー、野遊び、農作業体験などが楽しめる。

⇒ ヤビツ峠~渋沢周辺 ウォーキングマップ