鎌倉歴史散歩(円覚寺・明月院)
(北鎌倉~鎌倉)

北鎌倉駅(JR横須賀線)~円覚寺~明月院~鎌倉駅(JR横須賀線)
mark円覚寺(えんがくじ)
円覚寺
円覚寺
総門
総門

三門
三門
三門の扁額
三門の扁額

 総門をはいると杉並木囲まれた境内が広がり、三門は天明3年(1783)の再建で、伏見上皇の宸筆「圓覚興聖禅寺」の額がかけられ、楼上には聖観音菩薩像と十六羅漢像がまつられている。

桂昌庵 閻魔十王像
桂昌庵 閻魔十王像
地蔵菩薩(矢柄地蔵)
地蔵菩薩(矢柄地蔵)

 桂昌庵は三門の左側にあり49世承先道欽の塔所。かつて北鎌倉十王堂橋にあった十王堂の十王像を移してまつり、十王堂・閣魔堂ともいう。現在は弓道場となっている。

仏殿
仏殿(国史跡)

 鎌倉幕府第八代執権北条時宗は、文永・弘安両役(蒙古襲来)に殉じた彼此両軍死者の菩提を弔い、己の精神的支柱となった禅道を弘めたいと願い、且つその師無学祖元(仏光国師)への報恩の念から円覚寺の建立を発願した。仏殿の両脇には、大きなビャクシンが植えられている。

選仏場
選仏場
境内
境内

 禅堂・坐禅場といもいわれる選仏場は、七堂伽藍の古い型式を伝えるものである。現在は運慶派の南北朝時代の作と伝えられる薬師如来が安置されている。
 境内には、塔頭が正統院以下17院をかぞえ、鎌倉五山の中で最も多く残る。17院のうち、松嶺院、柱昌院、仏日庵、黄梅庵以外は非公開である。

正統院
正統院
居土林
居土林

 塔頭の正統院(非公開)は舎利殿があることで知られる。創建当初の舎利殿は永禄6年(1563)の大火で焼失し、現在の建物は、もと西御門にあった鎌倉尼五山の一つ、太平寺の仏殿で室町初期の創建とみられ、先の大火の後、円覚寺に移築されたものと考えられる。
 居土林は禅を志す在家のための坐禅道場、もと牛込にあった柳生流の剣道場を、昭和3年(1928)柳生徹心居士より寄進され移築した。

舎利殿
舎利殿(国宝)

 舎利殿は、源実朝が中国能仁寺より請来した佛舎利(釈尊の遺骨)を泰安するお堂である。建物は唐様建築の典型として国宝に指定されている。舎利殿の後方には、開山堂や開山塔があり、全域は修行僧の専門道場で禅堂を中心に厳しい修行が行われている。

黄梅院
黄梅院
仏日庵
仏日庵

 黄梅院は、北条時宗夫人の覚山尼が時宗の菩提のために建立した華厳塔の地に、後に足利氏無学祖元(仏光国師)の塔所として建立した。室町時代に寺盛を極め、古文書なども多い。
 仏日庵は、初め円覚寺開基の北条時宗の廟所で、その墓堂として建立され、のち北条得宗家の廟所として時宗夫人の覚山尼や北条貞時、北条高時の墓所となっている。

聖観世音
聖観世音
木像
木像

 聖観世音には、中国から請来した聖観音菩薩立像が安置されている。

開基廟
開基廟

 時宗は、五代執権北条時頼の子、正寿。幼くして次期執権と目され、14歳で七代執権北条政村の補佐を務める「連署」に就任。文永5年(1268)18歳で八代執権となる。
 開基の北条時宗のみたまや、堂内には時宗・九代執権北条貞時・十四代執権北条高時の尊像が安置されている。現在の開基廟は江戸時代文化8年(1811)に改築されたものである。

2014.11.23 鎌倉 円覚寺の紅葉youtube

mark明月院(めいげついん)
悟りの窓
悟りの窓

総門
総門
方丈(本堂)
方丈(本堂)

 明月院は、創建は今から830年前、永歴元年(1160)にはじまる。この地の住人で、平治の乱で戦死した首藤刑部大輔俊道の菩薩供養として俊道の子、首藤刑部太夫山ノ内經俊によって創建された。アジサイの名所で「あじさい寺」と呼ばれている。

開山堂
開山堂(国史跡)
宝物庫
宝物庫

 開山は建長寺開山大覚禅師の五世法孫の位地にあった密室守厳禅師。康暦2年(1380)、時の関東公方足利氏満が管領上杉安房守憲方に禅興寺の中興を命じ、伽藍を完備、寺域を広大にし、支院を配置させた。

瓶の井
瓶の井
やぐら
やぐら

 鎌倉十井の一つ。
 岩盤を垂直に掘り貫いて造ったとみられ、その内部が水瓶のようにふくらみがあることから、「瓶の井」と呼ばれ、鎌倉十井の中でも現在使用できる井戸しては数少ない貴重な存在である。
 やぐらは開山堂の左横にある墳墓堂で、間口7m、奥行6m、高さ3mにおよび、現存している鎌倉市内のやぐらのなかで、最大級である。

枯山水庭園
枯山水庭園

最明寺入道北条時頼公御廟所
最明寺入道北条時頼公御廟所
北条時頼公墓所
北条時頼公墓所

 北条時頼は、父時氏、母安達景盛の娘で、安貞元年(1227)生誕。三代執権北条泰時の善政の後を受け継ぎ、寛元4年(1246)19歳で五代執権職につく。ますます北条執権を確固たるものに築き、一族の全盛期を迎える一方では禅宗に深く帰依した。建長5年(1252)中国の高僧、大覚禅師を開山に迎え、わが国最初の禅の専門道場、建長寺を創建。康元元年(1256)にはこの地、最明寺において、建長寺開山大覚禅師を戒師とし30歳の時出家。僧名は覚了房道崇と号し、執権職を長時にゆづる。

ウグイス
ウグイス

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