茅ヶ崎駅から、海岸に向かって15分程で氷室椿庭園に着く。

氷室椿庭園(花の名所)

　クロマツ林の中の優雅な氷室家の庭園2,130㎡が市に寄贈され、平成3年(1991)10月から一般に公開された。特に故人となられた氷室捷爾さん夫妻が、丹精込めた椿園は貴重で、二百五十種の色形さまざまなツバキが、訪れる人を満足させる。

　秋の山の花は一重咲きで小輪、白色の地に紅色の絞りが入る。成木になると、よく花の枝変わりがでる。

2016.2.27 氷室椿庭園(茅ヶ崎市)

　作出者の姓を冠した一重咲き中輪絞り模様の、氷室雪月花は、美しい名とともに感銘を与える。

　庭園内はあまり広くはないが、多品種のツバキの鑑賞ができる。また、花見客が休む場所もある。

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　実業家・原安三郎(元日本化薬会長)の別荘(松籟荘)は昭和6年(1931)に建てられた。タイルや敷石、噴水などが、当時の南ヨーロッパ風の近代別荘建築を今に伝えている。茅ヶ崎市は、松籟荘を昭和59年(1984)に購入し、同年高砂緑地として公開した。主屋は老朽化のために壊された。

　この一画に、オッペケペー節で知られる明治時代の新派劇の俳優で、当時有名だった川上音二郎、貞奴夫妻が居宅(萬松園)を設けた。井戸枠は音二郎ゆかりのものと言われている。

　茅ヶ崎市美術館は、郷土ゆかりの美術家の作品を収集・展示する、質の高い多様な美術文化に触れる場として、また、市民の創作・発表活動を支援する場として、平成10年(1998)4月に開館した。

　平塚らいてうは、明治44年(1911)の「青鞜」創刊の辞『元始　女性は太陽であった』は、日本女性初の人間宣言として、後世につたわる　大正期に新婦人協会をおこし、女性に禁じられていた政治への一歩をひらく。第２次大戦後も女性解放　世界平和の初心を貫いた。

茶室

　茅ヶ崎市は、平成3年(1991)緑地の一画に茶室を建て松籟庵と名づけて一般公開している。

茅ヶ崎周辺 散歩マップ

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