殺生石 全景

　那須温泉神社社裏に広がる岩石群。那須野ケ原で討たれた「久尾の狐」が恨みをもって変化したもので、毒気は止まらず現在に至るという。硫化水素ガスが自噴火し、それにより付近は植物の生えぬ荒涼たる荒れ地となっている。

　芭蕉句碑「石の香や 夏草赤く 露あつし」(那須 殺生石)
　芭蕉は、毒気いまだ滅びない殺生石を見て一句詠んだ。芭蕉は殺生石への途中、那須与一ゆかりの那須温泉神社に立ち寄っている。

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