観光コース
津田沼駅(JR総武線)~藤崎森林公園~鷺沼城趾公園~秋津公園~新習志野駅(JR京葉線)寛文4年(1664)の建造で、昭和51年(1976)に長生郡長生村より移設・復元された。木造平屋で、茅葺き・寄棟造の構造をもつ。格子窓と壁からなる居間や、寝間の人口が引込み式であることなどから、上総地方特有の特色を備えた古民家として知られている。
客座敷の周囲には居間との間仕切以外に差鴨居を用いず、一間ごとに柱を立てている。
森林公園は、起伏のある緑地と湿地を生かした公園。園内にはあずまや、緑のプロムナードなどが設けられている。松、桜、杉、ひのきなどの樹木も生い茂り、旧大沢家住宅と旧木曽王滝森林鉄道の機関車が保存されている。
旧木曽王森林鉄道は、全長48.4km、全国の森林鉄道の中で最後まで木曽ヒノキ・サワラなどを運搬し、また地元住民の生活の足としても活躍してきた。
「鷺沼古墳は標高約18mの八剣台の台地上にある数基の古墳からなる古墳群である。このうち城趾公園内にある二基の古墳は昭和41年(1966)の調査で全長20~25mの前方後円墳であることが確認された。西側のA号墳から出土した埴輪は下総型円筒埴輪という下総地方独特の埴輪で、これをもとにA号墳は六世紀後半のものと推定される。」(※)
石棺の中からは成年男子二体分の人骨片が発見され、直刀破片・土玉・鉄鏃・刀子などの副葬品も出土した。この時代に鷺沼を本拠地とした豪族がいたということと、房総の他地域との関わりを示した貴重な遺跡である。
1970年代以降、市民による干潟の保護運動が粘り強く展開され、その結果、昭和63年(1988)に国設鳥獣保護区特別地域となった。さらに、平成5年(1993)6月にはラムサール条約登録湿地となり、翌年には習志野市によって、谷津干潟自然観察センターが開設された。
約40haの干潟には、ゴカイ・貝・カニ・魚が生息し、また、子育てや渡りの中継地として、シギ・チドリ類など60種におよぶ水鳥が飛来する。
今日は、ラムサール条約登録20周年の記念イベント「谷津干潟の日」として、市民参加模擬店、探検!発見!スタンプラリー、記念映像上映「谷津の海 いのちとくらし」、プランクトンショーなどが開催されていた。
JR津田沼駅から新習志野駅は、約2時間半ほどのウォーキングコースして、多くの方に親しまれている。
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津田沼駅(JR総武線)~藤崎森林公園~鷺沼城趾公園~秋津公園~新習志野駅(JR京葉線)