薩摩の小京都「知覧の武家屋敷庭園」

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 亀甲城跡近くの駐車場に車を止める。武家屋敷群の7庭園は「国名勝」に指定されている。森重庭園は築山泉水式庭園で、他の6庭園は枯山水式庭園である。小路の両側には立派な武家屋敷が続き、赤色に苔むした石垣には長い歴史を感じさせてくれる景観である。

森重堅氏邸庭園
森重堅氏邸庭園
旧高城家住宅
旧高城家住宅
日本の道100選「武家屋敷群」の景観
日本の道100選「武家屋敷群」の景観
国名勝

 知覧麓は、切石や玉石を積みあげた石垣に、イヌマキの大刈込み、瓦葺きの切妻造の武家門、ゆるやかにカーブした馬場など、旧麓の景観がよく残っている。なかには、知覧型二ツ家民家も移築されている。オモテ(客間)とナカエ(母屋)を連結した建物で、知覧独特の民家である。現在、武家屋敷地区では、唯一築山池泉式庭園の森重堅邸庭園を含めた7つの知覧麓庭園が公開されている。

佐多民子氏邸庭園
佐多民子氏邸庭園
佐多直忠氏邸庭園
佐多直忠氏邸庭園

 佐多民子氏邸庭園は、巨石奇岩を積み重ねた深山幽谷の景をうつしだし、小舟に乗って石橋の下を潜って行くと、仙人が岩の上から手招きしているようだ。
 佐多直忠氏邸庭園は、門をくぐると切石の目隠しにつき当る。屏風岩とも呼び、防衛を兼ねた造りで江戸時代中期の武家屋敷の風格を備えている。

平山亮一氏邸庭園
平山亮一氏邸庭園
佐多美舟氏邸庭園
佐多美舟氏邸庭園

 平山亮一氏邸庭園は、石組みの一つもない大刈込み一式の庭園である。イヌマキによる延々たる遠山は、その中に三つの高い峯を見せ、前面にはサツキの大刈込みが築山のようである。
 佐多美舟氏邸庭園は、寛延4年(1751)年に造られたものといわれ、知覧庭園の中では最も、豪華で広い庭園である。枯滝を造り、築山の上部に石灯、下部の平地には、各所に巨岩による石組を設けている。

西郷恵一郎氏邸庭園
西郷恵一郎氏邸庭園
平山克己氏邸庭園
平山克己氏邸庭園

 西郷恵一郎氏邸庭園は、庭の南東部の隅に枯滝の石組みを設けて高い峯とし、この峯から低く高く刈り込まれたイヌマキは遠くの連山を表現している。
 平山克己氏邸庭園は、母ケ岳の優雅な姿をとり入れた借景園である。北側の隅には石組みを設けて主峯となし、イヌマキの生垣は母ケ岳の分脈をかたどっている。

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