毛越寺
(本堂・浄土庭園・常行堂・義経堂)

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本堂
本堂国特別史跡
芭蕉句碑
芭蕉句碑

 毛越寺は国特別史跡と国特別名勝の二重指定を受けている全国でもまれな文化遺産。同様の例は、銀閣寺、金閣寺、醍醐寺など数例しかない。隣接する観自在王院跡(国特別史跡)、柳之御所近くの無量寺院跡(国特別史跡)、高館の義経堂なども毛越寺の一部である。(世界遺産

講堂跡
講堂跡
常行堂
常行堂

 藤原基衡が建立したと言われ、『吾妻鏡』の文治5年(1189)9月17日条の平泉寺塔以下注文にも記されている建物である。今、講堂跡と伝えられる遺跡は、大泉池の北方、金堂円隆寺跡の西北方、嘉祥寺跡の東北方にあって、東西約83尺、南北約80尺のほぼ方形の土壇。壇上には十数個の礎石があり、土壇中央部のやや北寄りには仏壇跡と思われる小高い土の隆起がある。
享保年間(1716〜36)に建立され、摩多羅神を祀っている。ここで旧暦1月20日に行われる「二十日夜祭」は毛越寺最大の祭礼。雪の境内で裸の厄男が激しくぶつかりあう行が終わった深夜、堂内で延年の舞が舞われる。

毛越寺庭園
毛越寺庭園
国特別名勝

 庭園の中心は、四季の美しさを映す大泉が池がある。池は東西約180m、南北約90mあり、作庭当初の姿を伝えている。池のほぼ中央部に東西約70m、南北約30m、勾玉状の中島がある。池の周辺や中島にはすべて玉石が敷かれている。
毛越寺は「花の寺」ともいわれ、四季折々の花々が美しい。毛越寺で行われる催し事のなかでも、5月の第4日曜日に催しされる曲水の宴は有名。庭園の遣水に盃を浮かべて流し、その流れにあわせながら十二単の女性らが和歌を詠む優雅な平安時代の宴を再現したものである。

浄土庭園
2006.11.4 毛越寺(本堂・浄土庭園・常行堂)youtube
義経堂
義経堂
源義経主従供養塔
源義経主従供養塔

 源義経は、壇ノ浦の戦いで平家を滅ぼした後、鎌倉幕府をひらいた兄源頼朝に追われ、奥州藤原氏のもとに逃れてきた。藤原秀衝は、義経を手厚くもてなしたが、文治3年(1187)、秀衝は死去。その子泰衝は頼朝をおそれ、文治5年(1189)、義経を襲撃。高館にたてこもった義経は、応戦空しく自刃。享年31歳。時代を駆け抜けた英雄の最期であった。

芭蕉句碑
芭蕉句碑

 芭蕉は、人の世の無常運命に思いをはせ、日本文学史上最高傑作といわれる次の句を生みだした。
夏草や 兵どもが 夢の跡
この高館から眺める北上川、束稲山や衣川古戦場の風情は、今も旅人の心を感傷的にさせ、時の経つのを忘れされてくれるだろう。

北上川の流れと束稲山
北上川の流れと束稲山

 束稲山は高館のほぼ正面に見える山。昔は「さくら山」とも呼ばれ、西行も歌に詠んだ。8月16日の大文字祭りでは京都の東山になぞらえ、炎で描かれた「大」の字が夜空に浮かぶ夏の風物詩となっている。

毛越寺
(本堂・浄土庭園・常行堂・義経堂)

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