冬の新宿御苑(大温室の花々)
(新宿)

新宿駅(JR山手線)~新宿御苑~新宿駅(JR山手線)
mark新宿御苑(冬)(しんじゅくぎょえん)
スイセン(ペーパーホワイト)
スイセン(ペーパーホワイト)

 地中海原産の球根植物で、房咲きスイセンの仲間である。花は冬から春にかけて咲き、芳香があり、切り花にも用いられている。

日本庭園(上の池)
日本庭園(上の池)
ニホンスイセン
ニホンスイセン

 現在の 日本庭園は、明治14年(1880)に設けられた宮中の御料のための鴨場に始まる。鴨池の周囲ではカンガルーなどの鳥獣が飼育され、明治24年ごろには、動物園の体裁が整えられた。明治36年(1903)、鴨場は日本庭園として整備され、動物園が廃止された翌年の昭和2年(1927)には、庭園の改装整備が行われた。
 ニホンスイセンは、地中海原産の多年草で、古くペルシアからシルクロードを通って、中国から渡来したといわれる。フサザキスイセンの仲間で、全国の海岸に群生している。花は冬から春にかけて咲き、芳香がある。

玉藻池
玉藻池
楽羽亭
楽羽亭

 玉藻池は苑内でも特に古く、江戸時代の内藤家下屋敷の庭園に由来する。休憩所から見下ろすと、ゆるく短い斜面を描いて池に達する。池はあまり大きくはないが、奥が深く、周囲は厚い森に包まれ、冬には水鳥たちの憩いの場となる。
  楽羽亭は明治39年(1906)当苑が新宿御苑として開苑された頃、この場所にされたものであったが、昭和20年(1945)5月25日夜の空襲で灰燼に帰した。戦後間もなく、それまで禁園であった当苑が国民公園として公開され、そして引き続く平和と繁栄のお陰で、茶の湯をたしなむ人口も増加して来たもので、この度宝くじの普及宣伝事業により再び建築されたものである。

旧洋館御休所
旧洋館御休所
(国重要文化財)
中の池のカモ
中の池のカモ

 旧洋館御休所は、皇室の御休所として宮内省内匠寮により設計され、明治29年(1896)に建築された木造平屋の建物で、1860年代から1890年代にアメリカの住宅建築を中心に流行したスティック・スタイルを基調とした現在では稀少な洋風木造建築である。

2013.1.23 元気なカモたち(新宿御苑)
2013.1.23 元気なカモたち(新宿御苑)
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10月サクラ
10月サクラ

新宿御苑大温室
新宿御苑大温室
オオベニゴウコン
オオベニゴウコン

 新宿御苑大温室の歴史は、明治8年(1875)に、新宿御苑の前身である内務省内藤新宿試験場に約100m2のガラス張りの温室が建てられたことに始まる。明治26年(1983)に加温式の洋風温室が建てられ、洋ランをはじめ、熱帯・亜熱帯の植物などを栽培するとともに、技術者の養成・指導など、我が国の温室園芸の先駆的役割も果たしてきた。
 大正から昭和の初めにかけては、特に洋ランの交配に力を入れ、カトレヤ・シンジュクなどシンジュクの名を冠した品種を多数作出した。また、皇室に献上された植物を栽培することも業務の一つでした。第二次大戦中には、空襲により建物と植物の大部分を失いましたが、その後復興し、昭和26年(1951)から一般公開された。昭和33年(1958)に、当時としては東洋一の規模を誇る大温室が完成した。
 オオベニゴウカン(大紅合歓)は熱帯性常緑低木で、真っ赤な半球形の10cm近い花を咲かせる。糸状に飛び出している赤い部分は雄蕊(おしべ)で、花弁は中心付近に集まる。

スイレン
スイレン
シロバナオオベニゴウコン
シロバナオオベニゴウコン

 水位が安定している池などに生息する。葉は円形から広積円形で円の中心付近に葉柄がつき、その部分に深い切れ込みが入る。水面から高く突き出た茎の先端に花をつけ、夜や早朝にしか花を咲かせない種もある。

オヒルギ
オヒルギ
ヤエヤマヒルギ
ヤエヤマヒルギ

 オヒルギは、奄美大島以南に分布し、花のがく筒が赤くてよく目立つので、「アカバナヒルギ」とも呼ばれる。成長すると40m前後まで高くなる。屈曲したループ状の気根を地上に出す特徴がある。
 ヤエヤマヒルギは、熱帯から亜熱帯地域の海辺や河口の汽水域(海水と淡水が混じり合う地域)でみられる森林である。種子は枝から長くぶらさがる胎生種子で、これが落下して根を出し、生長している。

オオハマギキョウ
オオハマギキョウ
福羽逸人
福羽逸人

パフィオペディラム
パフィオペディラム
タコノキ
タコノキ

 タコノキは、幹の下の方から気根と呼ばれる根が幹を囲むような感じでタコ足状に伸びる。海岸沿いなどに自生することが多いが、この気根が不安定な砂質土壌にもしっかり食い込んでアンカーの役割をして幹を支える。

ラン(セロジネ)
ラン(セロジネ)

 ヒマラヤから東南アジア、太平洋諸島にかけて分布するセロジネは、森の中で木や岩にはりついて育つ着生ランである。花は白や緑など地味なものが多いが、3裂する唇弁の色や形は変化に富んで目立つ。

⇒ 新宿周辺 ウォーキングマップ