哲学堂公園~薬王院
(中村橋~池袋)

中村橋駅(西武池袋線)~哲学堂公園~薬王院~池袋駅(JR山手線)
mark哲学堂公園(てつがくどうこうえん)
哲理門と梅の花
哲理門と梅の花

 新井薬師前駅からバス通りに出て、右折して北東方面に行くと哲学堂公園がある。明治・大正期の仏教哲学者であり、哲学館(現東洋大学)の創設者である故井上円了博士が、哲人養成のための道場として建設したもので、釈迦・孔子・ソクラテス・カントを祀った四聖堂(しせいどう)をはじめ、時空岡・宇宙館・絶対城など、ユニークな名称の建物がある。井上円了は大正8年(1919)に講演旅行中、中国で客死した。その後、昭和19年(1944)に故人の遺志にもとづいて、公園を東京都に寄贈したが、現在では、中野区が管理し、区民のいこいの場となっている。まず、入口で目にとまるのは、御影石の門柱で、左側には「真理界」右側には「哲学関」と彫ってある。ここから中に入ることにより哲学的宇宙の真理を味わい、かつ人生の好鹿を楽しむことを示している。
 この付近一帯は、和田山とよばれ、その昔、源頼朝が上総国から隅田川を渡って武蔵国へ入り、松橋(現板橋)へ陣取った時、和田義盛がここへ陣屋を設けたといわれているところである。 哲理門の左右に天狗と老婆の幽霊の彫刻があり、前者を物質界、後者を精神界に存在する不可解の象徴とみなしたものである。

四聖堂
四聖堂
時空岡
時空岡

六賢台
六賢台
将棋打ちに熱中
将棋打ちに熱中

 哲理門をくぐると、まず右手に赤い塔が日に入る。印象的な建物だ。これは、 六賢台とよばれ、中には東洋の六賢人、すなわち、聖徳太子、菅原道真、中国の荘子、朱子、インドの竜樹、迦毘羅の像がおさめられている。
 公園のベンチでは、地元のお年寄りが集り将棋打ちに熱中していた。暖かい天気に、そして梅の花が咲く木の下で、10名ほどの方々が勝負の行方を楽しんでいた。

mark薬王院(やくおういん)
本堂
本堂
境内
境内

 薬王院は奈良の長谷寺の末寺で、別名「東長谷寺」という。創建は中世らしいが、長らく荒廃していたのを、延宝年間(1673~81)に僧実寿が中興した。本堂は、昭和40年(1965)に、京都の清水寺と奈良の長谷寺の長所をとり入れてつくったものである。
 境内には長谷寺より移植した100株のボタンが10倍に増え、5月には花で覆われる。またこの寺には鎌倉末と南北朝時代の北朝の年号が刻まれた板碑が数枚ある。

山門
山門

⇒ 哲学堂公園周辺 ウォーキングマップ