親鸞聖人

築地本願寺 親鸞聖人像
築地本願寺 親鸞聖人像(撮影 217.9.2)

 親鸞聖人は9歳で慈円のもとで出家し、範宴と名乗った。そして比叡山に登り、20年に及ぶ厳しい修行を積んだ。しかし、このとき自力修行の限界を感じたという。範宴は69歳になる法然の草庵を訪ね、弟子となった。しかし、このころ信者を急激に増やした浄土宗は旧仏教から敵視されており、さらに後鳥羽上皇の念仏停止の断が下されていたため、師の 法然に連座し、越後へ配流された。僧籍を剥奪されたため、 親鸞(浄土真宗開祖)と名乗ったのはこのときからである。 親鸞の教えは、師の教えを一歩進めたもので、煩悩の深い「悪人」こそが、阿弥陀仏の救いの対象であるというものであった。これは仏道修行を行うにも行えない農民や地方武士の間に広まり、浄土真宗(一向宗)と呼ばれた。

善福寺 親鸞聖人像
善福寺 親鸞聖人像(撮影 2017.3.12)

 善福寺は開創以来、真言宗だったが、鎌倉時代に、当時の新興宗教として浄土教の教えが広まり、なかでも浄土真宗は、親鸞に開創され、迫害を受けながら優勢となって、地方によっては武器をとって戦うほどの強烈を信仰集団に成長した。

東本願寺 御影堂
東本願寺 御影堂(撮影 2017.3.12)

 東本願寺は真宗大谷派の本山「真宗本廟」で、西本願寺(浄土真宗)の東に位置するため「東本願寺」や「お東さん」とよばれている。親鸞の死後、その末女覚信尼が文永9年(1272)に東山の大谷に廟堂を建てたことに始まる本願寺である。

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