平成25年(2013)5月29日から一般公開されている、名古屋城本丸御殿玄関・表書院の障壁画が、画派「狩野派」の絵師によって復元されている。(3分25秒)
太平洋戦争の戦災によって、旧国宝であった名古屋城本丸御殿は天守や小天守・城門・隅櫓とともに消失した。これらが残っていたら、日本の城郭の代表作として世界遺産登録は間違いない。名古屋城本丸御殿は、現存する国宝二条城二の丸御殿とともに城内御殿の双壁で、書院造邸宅の最高傑作だった。御殿の豪華さだけでなく、御殿を構成する殿舎の種類や棟数では国内無類であって、幕府系正式御殿の威光を示すものであった。