鎌倉歴史散歩(第2回建長寺まつり)
(北鎌倉~青砥橋)

神奈川ウォーキング / 鎌倉市ウォーキング
北鎌倉駅(JR横須賀線)~建長寺・半僧坊~鎌倉十王岩の展望 ~瑞泉寺~浄妙寺~青砥橋バス停(京急バス)

mark建長寺(けんちょうじ)(鎌倉五山第一位)
天下門
天下門
扁額「天下禅林」
扁額「天下禅林」

 扁額「天下禅林」が掲げられていることから天下門とも称せられている。昭和59年(1984)に再建された。扁額「天下禅林」は明の竹西筆によるものである。

総門
総門(国史跡)

 総門はもとは天明3年(1783)建立の京都般舟三味院の表門で、前の総門が関東大震災で倒壊し、京都選仏寺の尽力により昭和15年(1940)に移築したものである。扁額の「巨福山」は一山一寧の筆と伝え、巨の字に筆勢による一点を加えて臣とし、百貫の価をそえたので、世に百貫点といわれる。

三門
三門(国重要文化財)

 五代執権北条時頼は宋より渡来した禅僧の蘭溪道隆(大覚禅師)を迎えて、建長5年(1253年)に建長寺を建立した。その建立の趣旨に、上は皇帝の万歳、将軍家および重臣の千秋、天下太平を願い、下は源氏三代、北条一門の霊をとむらうためとある。
 三門は空・無相・無作の三解脱門の略称である。現在は安永4年(1775)建立の三間一戸の重層門で、室町期の禅宗様を踏襲している。三門には後深草天皇筆と伝える扁額「建長興国禅寺」が掲げられている。

扁額「建長興国禅寺」
扁額「建長興国禅寺」
おびんずる様
おびんずる様

 おびんずる様は十六羅漢の第一番の賓頭盧尊者で、体の痛いところを摩ると治ると言われている。

第2回建長まつり(令和元年11月2日~4日)開催。
 宝物風入れ、大鍋けんちん汁、三門特別拝観、祈祷会、ワークショップ、仏メイク体験などが行われた。三門特別拝観は、20年ぶりの一般公開である。

釈迦如来坐像
三門楼上 釈迦如来坐像

 三門楼上に釈迦如来を中心に、仏道修行者の最高位にある十六羅漢・五百羅漢を安置し、その功徳を分けて頂くことで、この門をくぐり執着心から解放(解脱)され清浄な心になるとされている。

五百羅漢像(右手)
五百羅漢像(右手)

 江戸時代の鋼造五百羅漢像が安置されている。

五百羅漢像像(左手)
五百羅漢像(左手)

第一~第八 羅漢像(右手)
第一~第八 羅漢像(右手)

第九~第十六 羅漢像(左手)
第九~第十六 羅漢像(左手)

三門特別拝観
三門特別拝観
三門特別拝観記念ハガキ
三門特別拝観記念ハガキ

ビャクシン(柏槇)
ビャクシン(柏槇)
ビャクシン(柏槇)
ビャクシン(柏槇)

 三門と仏殿との間の参道の両脇に大木のビャクシンが8本あるが、これらは開山の蘭渓道隆が中国からの苗木を三門と仏殿の間に植えたものと伝える。樹齢千五百年に達するものもあると言われている。

仏殿
仏殿(国重要文化財)

 仏殿は東京芝増上寺の二代将軍徳川秀忠崇源院(お江)の霊屋を移築したもので、寛永5年(1628)にたてられた方5間、重層の寄棟造である。内部は本格的な漆塗りに仕上げ、天井や壁画には極彩色の花鳥図が描かれ、欄間彫刻、透彫りの金具など桃山風の作風を伝える江戸初期の華麗な装飾がみられる。

本尊地蔵菩薩坐像
仏殿 本尊地蔵菩薩坐像

 仏殿の中央に本尊地蔵菩薩坐像がまつられている

天井絵
仏殿 天井絵

法堂
法堂(国重要文化財)

 法堂は、大法を説く堂のことで、古代寺院の講堂に相当する。本来は法座に住職があがって説法するところなので、仏像は安置しなかったが、のちに広く儀式を行うようになり、仏像も安置されるようになった。現在の法堂は文化11年(1814)に建立され、関東ではもっとも大きな法堂である。

本尊の千手観音菩薩坐像
法堂 本尊の千手観音菩薩坐像

雲龍図
法堂 雲龍図

 天井の雲龍図は、建長寺の創建七百五十年を記念して、小泉淳作画伯によって描かれた。

唐門
唐門(国重要文化財)

 唐門は方丈の正門で、勅使門ともいわれる。仏殿と同じく増上寺にある徳川秀忠の霊屋の廟門を移したものである。漆塗りの四脚門で、牡丹唐草文などの彫刻や透彫り金具などの装飾技法は仏殿と同じように桃山風の作風を伝えている。

方丈入口
方丈入口
方丈内から見た唐門
方丈内から見た唐門

方丈内部
方丈内部

 方丈は檀信徒の法要・儀式などを行う独立した堂である。現在の方丈は、総門と同じく昭和15年(1940)、京都般舟三昧院の本堂を移築したもので、龍王殿といい、宝冠釈迦如来坐像を安置している。
 今日は、各地で大きな災害に見舞われた方々への祈祷会が行われた。

最近の災害現況写真展
最近の災害現況写真展
災害復興支援屋台村
災害復興支援屋台村

庭園
方丈 庭園(国名勝)

 心字池を中心とした小づくりの庭園で、蘭渓道隆作庭と伝えられる。庭園は、鎌倉時代末期の元徳3年(1331)の伽藍指図に池が描かれているので、創建当初から存在していたと思われる。東側の総二階の建物は得月楼と称し、創建七百五十年を記念して平成14年(2002)に建設されたものである。

得月楼
得月楼
けんちん汁
けんちん汁

 得月楼1Fのけんちん汁体験でいただいた「けんちん汁」です。けんちん汁は、建長寺の修行僧が精進汁に誤って豆腐をいれたことが始まりで、ダイコン・ニンジン・ゴボウなどの残り野菜をきざんでゴマ油で炒め、豆腐を入れてしょうゆ仕立てにしたものである。

方丈(龍王殿)
2007.11.25 晩秋の建長寺
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鐘楼
鐘楼
梵鐘
梵鐘(国宝)

 三門の右手に鐘楼があり、「建長7年(1255)」の銘がある梵鐘(高さ2.08m・口径1.24m)がかけられている。開基の北条時頼を大檀那とし、開山の蘭渓道隆が銘文を選び、大和権守物部重光が鋳造した当代第一の名鐘といわれている。梵鐘は平安時代以来の古式を継承し、鐘銘の「巨福山建長禅寺」というのは禅寺の称号のはじめといわれる。

半僧坊へ通じる道
半僧坊へ通じる道
登り階段
登り階段

天狗の像
天狗の像
天狗のうちわの絵が彫られた岩
天狗のうちわの絵が彫られた岩

 石鳥居をすぎて急な石段をあがって、左右に天狗の像がある石段を登りつめると半僧坊がある。

半僧坊
半僧坊 本殿
奉納 天狗のうちわ
奉納 天狗のうちわ

 建長寺二三五世霄貫道師が建長寺の奥ノ院とされていたこの場所に、明治23年(1890)静岡県の奥山方広寺の半僧坊権現を勧請し、建長寺の鎮守とした。半僧坊には半僧坊大権現とその供である天狗像がまつられ、天狗のうちわ、下駄などがおかれている。

半僧坊権現
半僧坊権現

建長寺全景を見下ろす
建長寺全景を見下ろす
富士見台
富士見台

 よく晴れた日には、富士見台から富士山が見られる。

 半僧坊からの「天園ハイキング・コース」は、平成11年(1993)11月3日に歩いたものです。

mark鎌倉十王岩(かまくらじゅうおういわ)
鎌倉十王岩の展望
鎌倉十王岩の展望(景勝50選)

 半僧坊を経て、天台山に通じる急な山道を登りつめると、鉄骨造りの展望台がある山頂に出る。その傍らには、幅約5m、高さ約2mの巨岩というよりもむしろ奇岩と呼んだ方がふさわしい岩がある。これが、天園ハイキング・コースの名所のひとつ、鎌倉十王岩である。

景勝50選の石碑
景勝50選の石碑
天園ハイキングコース・太平山
天園ハイキングコース大平山

 金沢文庫と鎌倉を結ぶ天園ハイキング・コースは、新緑や紅葉のシーズンともなると、多くのハイカーたちでにぎわう。このコースは、いちばん高い大平山と名付けられたところでも、標高はわずか150mほどに過ぎない。しかし、両側が垂直に削り取られたと思われるほどの切り立った崖上の尾根道は、蔦のからまる樹林に覆われ、野生味あふれる山道である。

mark瑞泉寺(ずいせんじ)
山門
山門

 南北朝期に入り、初代将軍足利尊氏の子で初代鎌倉公方足利基氏夢窓疎石に帰依し、貞治6年(1367)に没すると違命で瑞泉寺に葬られた、以後、鎌倉公方代々の菩提所として栄え、鎌倉五山につぐ関東十刺の第1位とされた。
 裏の瑞泉寺庭園(国名勝)は発掘復元され、夢窓疎石作庭のころの様子を知ることができる。

本堂
本堂
(国史跡)

 正面奥の仏殿は、円覚寺舎利殿と同様の禅宗様で再建されている。なかに釈迦如来像や、7人の天皇に信頼されて七朝帝師といわれた夢窓疎石像、徳川光圀寄進という千手観音菩薩像などが祀られている。

スイセン
スイセン
境内
境内

 「花の寺」といわれ、スイセンを筆頭にウメ、オウバイ、フクジュソウ、マンサク、モクレン、シダレザクラなど春の花が次々に咲いていく。早春に咲くスイセンは境内の至る所に咲いているが、開山堂から回りこむ庭園を背景にした場所が一番、風情がある。

mark浄妙寺(じょうみょうじ)(鎌倉五山第五位)
本堂
本堂(国史跡)
枯山水の庭園
枯山水の庭園

 鎌創時代、足利氏二代当主足利義兼が退耕行勇を開山としてたでた極楽寺が、義兼の子義氏のときに密教系の寺院から禅宗の臨済宗にかわったという。それは建長寺開山蘭渓道隆の法をついだ月峯了然が住職となったためで、寺名も浄妙寺とかわっている。
 天正年間(1500年代)僧が一同に茶を喫した喜泉庵があった。枯山水の庭園は、平成3年(1991)復興、開席、庭園は杉苔を主とした枯山水である。
 日中の暖かさも、午後3時過ぎになると急に寒くなり、浄妙寺に近い青砥橋バス停からJR鎌倉駅行きの京急バスに乗った。

map 建長寺周辺 ウォーキングマップ

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