相模大塚駅北口より桜森稲荷神社の前を通り、「しらかしの池」付近から泉の森公園内に入った。よく整備された広い公園は、森の中の散歩路をのんびり歩いたり、また、木陰のベンチで休憩することもできるので、地元の憩いの場所になっている。
![]() 大和市自然観察センター・しらかしのいえ |
![]() しらかしの池 |
公園の中心施設である「自然観察センター・しらかしのいえ」では、身近な植物・昆虫・野鳥などの生き物や、自然環境の大切さを学ぶことができる。又、自然観察センターの近くにある「緑のかけ橋」は、平成3年(1991)完成の日本最初の斜張橋で、全長53m、幅2mの立派な歩道橋である。
![]() 緑のかけ橋(公園50選) |
![]() 湿生植物園の花菖蒲 |
泉の森は美しい水の沸き出る引地川の源、大和水源地一帯の森は生きものたちの楽園である。また、相模野台地の昔の景観を今に残す県指定天然記念物「シラカシ林」、そして幹の美しいスギ、ヒノキの針葉樹林がある。その林の下にはイチリンソウ、キツリフネの貴重な植物の群生が見られ、清澄な水辺と豊かな緑にはギンヤンマ、アゲハチョウ等多くの昆虫が生息し、カワセミをはじめ50種以上の野鳥を観察できる。
![]() 野鳥を待つカメラマン |
![]() ヤマガラ |
湿生植物園近くの小川付近で、ヤマガラやハクセキレイなどの野鳥の写真を撮っているカメラマンが多く集まっていた。皆さんは、野鳥に関してとても詳しく、今まで撮影したウグイスやカワセミなど、ご自慢の写真を持参している人もいた。
![]() 郷土民家園(旧北島家) |
![]() 草柳園フィッシングセンター |
公園の奥にある郷土民家園は、旧北島家(江戸時代末期に建てられた代表的な養蚕民家)と旧小川家(江戸時代中期に建てられた大和市最古の民家)の2棟が移築復元されたものが残っている。
「しらかしの池」に戻り、ここから引地川沿いの歩道を「ふれあいの森」へ向って歩いた。途中、左手に金魚・コイ・へら釣りのできる草柳園フィッシングセンターがある。中に入ると、子供連れで釣りを楽しんでいる光景が見られた
東名高速道路の高架下を潜り抜けると「ふれあいの森」に出た。今日は好天気に恵まれ、桜の下では、家族連れでバーベキューなどを楽しんでいた。又、ふれあい広場の花壇は、ボランティアの方々の手入れにより、チューリップやスミレなどの綺麗な花が咲いている。
![]() 引地川沿いのふれあいの森 |
![]() ふれあい広場の花壇 |
春の芝桜の名所でも知られる親水広場をはじめ、引地川沿いに緑の見本園・ふれあい広場などがある。公園ベンチや引地川の土手で、野外の食事を楽しむことができる絶好の公園である。
![]() 相模鉄道 |
![]() 引地川(草柳三号橋より) |
親水広場から相模鉄道の高架下を潜り、横浜銀行グランド横から草柳三号橋を通って、引地台公園の温水プール手前に着いた。
公園の正面入口に入ると噴水池、中心に立つ「親子のふれあいの像」が目につく。ここから右手の自由広場に向うと、広場の他に野外音楽堂・大花壇もある。そして、木製やぐらなどのある児童広場では、子供達が思い思いに楽しく遊んでいた。
![]() 噴水池(親子のふれあいの像) |
![]() 自由広場(公園50選) |
よく整備された広い園内は、自由広場、多目的広場、ピクニック広場、噴水池、大花壇がある。又、敷地内には流水プールやスライダーのある温水プール、高校野球神奈川大会が行われる野球場がある。
![]() 児童広場で遊ぶ子供達 |
![]() ヒヨドリ |
引地台公園南口を出てから、途中、桜ヶ丘駅前交差点を右折して常泉寺へ歩いた。
![]() 常泉寺 |
![]() 赤色の三椏(花の名所100選) |
曹洞宗の寺院で福井の永平寺、横浜の總持寺を本山とする。創建は1588年(天正16年)と言われ、ご本尊様は聖観世音菩薩である。花のお寺でも知られ、春の三椏をはじめ、片栗、貝母(バイモ)など四季を通じて花を楽しむことができる。
![]() 黄色の三椏 |
![]() 貝母(バイモ) |
今日は三椏の見頃を向かえ、ご年配者の参拝者が多く常泉寺を訪れていた。三椏の花の由来は、中国産地のジンジョウゲ科の植物で、その枝が必ず三叉に分岐する特徴があることからこの名が付けられた。常泉寺の三椏は、三色(赤・黄・白色)の三椏が美しく、「かながわの花の名所100選」に選ばれている。又、常泉寺は水に御縁のあることから、境内には沢山の河童さま像が祀られている。そのユニークな河童さま像を拝見するのも楽しみなお寺でもある。
![]() 二宮尊徳かっぱ像 |
![]() お地蔵さん |