観光コース
旭川空港~常盤公園~石狩川~大雪山旭岳~旭川石狩川に架かる旭橋、常盤公園辺りを散歩。朝8時頃、シンボルタワーの温度計は気温6度を示し、昨夜横浜からきた私にとっては、いきなり冬の季節に移った感覚である。
常盤公園は千鳥ケ池を中心にした緑が溢れる広さ約6km2の市民公園で、公園内には北海道立旭川美術館があり、「人間の森」「雄弁」「風雪の群像」などの彫刻作品が芝生の中に置かれている。
旭橋は明治25年、渡船に変え、最初の仮橋が造られた。27年に道庁が木橋をかけ、鷹栖橋と称した。31年の出水で流失し、再度造られた。師団の設置によって交通が頻繁となり、34年から37年にかけ、鉄造吊橋が架設され、このときに旭橋と名前がかえられた。
旭川に住む息子と二人で、秋分の日(23日)雪化粧した大雪山旭岳を見に旭川市内から車で訪れた。朝の冷え込みが厳しかったが、日中は澄みきった秋晴れに恵まれて絶好の行楽日和になった。旭岳温泉手前から車の渋滞が続き、旭岳ロープウェイの乗り場はすでに観光客の長い列ができていた。(1時間待ちで乗ることが出来た)
「姿見駅を降りると、360度の展望、そして冬景色の中に一気に立たされた気分になる。ここから、第一展望台、第二展望台を通り夫婦池へ歩いた。大きい方の鏡池と小さい方の摺鉢池を合わせて夫婦池と呼ばれている。旭岳は、3万年~数千年前頃の火山活動で噴火しましたが、同じ時期にこの池にできた小噴火口が活動を停止して、やがて水を湛えたものである。濃いブルーの水面に映る新雪旭岳の景観は雄大で、何枚もの写真を撮っても飽きない場所である。また、この辺りは沢山の高山植物(エゾツカザクラ、エゾコザクラ、エゾコザクラなど)が6月から8月にかけて咲く群生地なので、夏の季節も美しい景観を見ることが出来るでしょう!」(※)
「大雪山の盟主として、また北海道の最高峰である旭岳。ふもとの旭岳温泉から旭岳ロープウェイ(101人乗り大型コンドラ)で一気に1600mの姿見駅へ。お花畑の中の道をたどって、旭岳の姿を映す「姿見の池」のほとりから、火山礫の登山道で頂上へ登ることができる。」(※)
姿見の池は、激しい爆発により旭岳山頂部が手前側に大崩壊し、火口の一部の窪地に水がたまってできたもので、旭岳の美しい姿を映すことから、その名がつけられた。1周1.7kmの周遊散歩路は展望台や夫婦池、姿見の池を回るコースで、約1時間で散歩することが出来る。中でも旭岳の美しい姿を映す姿見の池は訪れる人も多い。
夕方4時頃、ロープウェイを待つ列の最後尾に着く。その時は殆ど風もなく寒さも気にならなかったが、帰りのロープウェイに乗ることが出来た5時半ともなると、山の厳しい寒さが身にしみた。
優佳良織の全テーマを展示するために造られた。優佳良織は北海道の美しい自然と風土をテーマにして織っている。北国には、雪におおわれた長い冬、という印象が強いのですが、白一色の冬の季節が終わると、一変して百花咲き乱れ多彩な世界に変わる。
館内で展示されている流氷、ナナカマド、冬の摩周湖などが映し出されている織物からは、北海道らしいスケールの大きい印象を感じさせてくれた。
雪の美術館は、雪の結晶の研究に生涯をささげられた北海道大学低温科学研究所の小林禎作教授の研究資料のすべてを保管、これをもとに同研究所古川義助教授のご監修で構成されている。
雪のステージでさまざまな演奏会や講演会などが開かれる音楽堂。その天井ドームには、7人の画家が精魂こめて2800号のキャンパスの油採の天井画「北の空」に、一瞬見とれてしまう美しさがあった。
「国際染織美術館は世界各域、日本各地のさまざまな染織工芸~衣の文化を分類整理し、それぞれの特徴を見比べながら、その技術と美しさの表現を鑑賞することを目的としいる。最も古い展示品は、三世紀ごろのエジプトのコプト裂である。さらに、七~八世紀にシルクロードを通って運ばれた中国の茜染古裂(絹)、十世紀ごろの南米・アンデス古裂などがある。」(※)
「三浦綾子さんは、デビュー作であり代表作である「氷点」の作品舞台に見本林をとりいれ、「氷点」ブームで旭川の名前を一躍全国に知らせました。「氷点」にゆかりの深いこの見本林が候補地に選ばれ、林野庁が敷地を提供してくれることになり、三浦綾子記念文学館がこの地に建設される運びとなった。見本林の正式名称は外国樹種見本林と呼ばれ、北海道で外国の樹木がどのように生育するかを観察するため現在50種あまり(美瑛川の川岸にストローブマツ、ヨーロッパカラマツ、ヨーロッパトウヒ、ニセアカシアなど)が植林されている。」(※)
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旭川空港~常盤公園~石狩川~大雪山旭岳~旭川