修学旅行で賑わうグラバー園

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markグラバー園(グラバーえん)
大浦天主堂
大浦天主堂(国宝)
グラバー園
グラバー園

 大浦天主堂は慶長元年(1596)に殉教した26聖人に献じられたもので、西坂殉教地のほうを向いてたてられ、正式には日本二十六聖殉教者天主堂といい、地元ではフランス寺とよばれていた。現存する日本最古の教会であり、洋風建築では唯一、しかももっとも新しく製作された国宝である。

トーマス・グラバーの銅像
トーマス・グラバーの銅像
長崎港
長崎港

 イギリスの貿易商人トーマス・グラバーが上海から長崎にきたのは、長崎開港直後の安政6年(1859)21歳のときであった。大浦にグラバー商会を設立し、貿易商をはじめたグラバーは、薩摩・長州などの西南雄藩に、小銃・天砲・艦船など大量の武器を売りこんで巨利を得た。坂本龍馬の亀山社中とも深いつながりがあった。グラバーはただの武器商人ではなく、尊王討幕運動にも理解があり、薩摩・長州の若い勤王の志士たちを支援し、面倒をみた。母国の立憲君主制にならった、天皇を中心とする新しい近代国家の誕生を期待していた。

旧三菱第2ドックハウスからの眺め
旧三菱第2ドックハウスからの眺め

 旧三菱第2ドックハウスの建物は、明治29年(1896)に作られた典型的な西洋建物で、上下のベランダを8本の柱が支えている。ベランダからは、今から430年以上前に開港した長崎の港、そして正面に素晴らしい夜景が楽しめる稲佐山が見える。

旧ウォーカー住宅
旧ウォーカー住宅
黒船(旧三菱第2ドックハウス)
黒船(旧三菱第2ドックハウス)

 ロバート・ネール・ウォーカーは、イングランド出身。明治31年(1898)に長崎でウォーカー商会を設立。日本の海運業に大きな業績を残し、長崎外国人居留地の実業界における中心的人物として活躍した。グラバー園は長崎観光の定番コースでもあり、いつ訪れても観光客や修学旅行の団体さんが多い名所の一つである。今日も修学旅行中の中学生を大勢見かけた。

旧グラバー住宅
旧グラバー住宅(国重要文化財)

 グラバーが、わが国最古となる洋風建築であるグラバー住宅をたてたのは、来日4年目の文久3年(1863)である。この住宅を訪れた勤王派の志士たちは多い。長州の高杉晋作・伊藤博文・木戸孝允、土佐の坂本龍馬・岩崎弥太郎、薩摩の五代友厚らといった、そうそうたる顔ぶれである。またグラバーは、伊藤博文・井上馨・五代友厚・寺島宗則・森有礼らのイギリス留学を後援した。グラバーはまた日本の近代化にも貢献している。

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