観光コース
JR熱海駅(東海道本線)~航路定期船~初島~初島クラブ熱海と初島を結ぶ初島航路定期船。イルドバカンス3世号の展望ブリッジでは、餌に群がるカモメ大群が集まって来ます。また、船上から美しい富士山も望むことができる。
その昔、お初という17歳の美しい娘が伊豆山の右近という青年に恋をした。「百夜通えば結婚する」という約束を信じ、お初はたらいの舟で海上3里を通ったが、99日目に波にのまれて死んでしまったという。そんなお初の悲しい恋を偲び、この松を「お初の松」と名づけて島の人は大切にしています。
毎日新聞の朝刊小説「うず潮」を連載していた林芙美子さんは、昭和22年(1947)取材のために、熱海から初島へ渡りました。この小説は、主人公が初島から熱海の夜景を眺める所で終わっています。
「丸宮重助は、明治21年(1888)伊豆下田町生まれ。早稲田大学卒業後、第三代当主として天草屋の家業を継ぎ、大正7年(1918)初島天草漁場の賃貸経営に着手、初島を第二の故郷として天草の栽培に全力を尽くし、現在の「初島ところてん」発展の礎を築きました。その後、海女さんを雇い採取させるなど天草採取事業を拡大していきました。」(※)
「孝昭帝の御代に島に漂着した初木姫が祀られており、伊豆山の伊豆山彦とのロマンスなど、その後の初木姫を巡る様々な物語が残されている。代々、初木神社の神職を勤めてきた綱代(熱海市南部)の高杉家に残されている初木神社のご神体である懸仏(かけぶつ)の制作年代から、初木神社が創建された年代は鎌倉以前であることが推定されている。」(※)
日本で15番目の登れる灯台、初島灯台。晴れた日には伊豆諸島や伊豆半島、遠くは房総半島まで見渡せるダイナミックな展望を楽しめる。灯台資料館では3Dパノラマビューや、初島の歴史、灯台の仕組みに関する展示がされている。
数々の伝説が眠る、歴史ロマンの島「初島」。娘家族と一緒に、初木神社・初島灯台・初島クラブで1泊旅行を楽しんだ。
観光コース
JR熱海駅(東海道本線)~航路定期船~初島~初島クラブ