伊吹山は冬山の格好の訓練場。でも勤め帰りに重い荷物で登るのは辛かった。
スキー場が、厳しい冬山に変身
伊吹山と言えば、名古屋近郊にあるスキー場として知られている山。
標高1300mほどの伊吹山でも、真冬の時期に頂上までの登りを目指そうとすると、それなりに冬山の装備と経験が必要な山でもある。
仕事帰り、三合目でのテント張り
会社の仕事を終えた夕方にメンバー集合。そして車で伊吹山登山口へ1時間半ほどで着き、ここからテント装備とスキー一式を担いで登るのが常である。
今回も午後8時に伊吹山登山口から歩き始め、三合目にテント設営を済ませたのが午後10時になっていた。
頂上で日の出を待つ
翌朝5時にテントを出発する。1月とは思えぬ程の暖かさで、頂上までは特にアイゼンを付ける必要もなく4人は快調なペースで登ることができた。伊吹山頂上での展望は、白山や穂高、御岳山、乗鞍岳の山々が朝日に美しく輝いていた。
【伊吹山(1377m)】
伊吹山は古事記に伊服岐能山。日本書記に伊吹山と記され、霊峰として神話の中にも登場する山。関西、中京では早くから開設されたスキー場として人気のある山だ。
植物種が豊富なことで知られ、山頂のお花畑は滋賀県指定の天然記念物である。昭和40年に伊吹山ドライブウェイが完成してかは、マイカー利用の観光客も増えた。」(※)
昼間は、ゲレンデスキーを楽しむ
下りは7合目辺りで雪山の停止訓練を行い、3合目のテントには午前9時に戻った。そして昼間は、ゲレンデでスキーを楽しむ人達に混じって1日中遊んでいた。雪山トレーニングとスキーの両方が出来るのは、伊吹山の魅力でもある。