妙隆寺は日蓮宗、山号は叡昌山。有力御家人千葉氏の子孫千葉胤貞の屋敷跡といわれる。胤貞が千葉の本領に移るにおよんで、至徳2年(1385)、日英上人を開山としてこの寺が建立されたという。2世は日親上人といい、室町時代の日蓮宗の中興の粗として有名な人物である。

　日親上人は五代将軍足利義教に「立正治国論」という意見書を提出したがとらえられ、焼けた鍋を頭にかぶせられるという刑(「鍋かむり日親」といわれた)をうけたが、それでも布教につとめたといわれている。

　本堂前の御堂には欅一木造りの尊像が置かれている。寿老人は、鎌倉・江の島七福神の1つに数えられている。

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