散歩コース
佐島マリーナ前バス停(京急バス)~天神島臨海自然教育園~佐島マリーナ前バス停(京急バス)天神島および笹島周辺は、三浦半島を代表する動植物が分布しており、また地質学上でもきわめて重要なところです。
天神島は周囲1kmたらずの小島でハマユウ(別名ハマオモト)の群生、およびハマボウが見られ、その分布は植物地理学上、日本の北限となっている。
ハマユウの花期は6月から8月中旬で、白い花は上に向かって咲き、強い芳香がある。秋には種子をつけ、落ちた種子はヤシの実のように海を漂い分布を広げる。天神島のハマユウは、県の天然記念物に指定されている。
「黒っぽい凝灰岩の岩礁のある狭い砂浜で、ハマオモトが群がり咲いている。ハマオモトは、一般にハマユウの名で親しまれるひがんばな科の常緑多年草。紀伊半島の群落は古来有名で、万葉集の柿本人麻呂の歌「み熊野の浦の浜木綿百重なす心は念えど直に蓬わぬかも」も広く知られる。」(※)
周辺の海底にはカジメやアラメなどの海藻だけでなく、アマモ・タチアマモ・コアマモなどの海草が群生し、海の森林ともいえるアマモ場をつくり、そこでは多くの海の生物が生存している。
正面の小さな地層(岩礁)は傾きが大きく、北東方面(右)におよそ80度傾いている。ここでは北東側のほうが上側で新しい地層に見えるので、見かけ上、地層の上下が逆転している。
笹島は天神島と同じ凝灰岩からできている小島で、変化に富んだ岩礁をかたちづくり、各種の海産動物の生息水域に囲まれている。
ハマゴウは岩場にはうように生える低木で、7月頃に青紫色の小さな花がたくさん咲かせる。9月頃、実からとてもよい香りがする。
7月下旬頃から黄色の花をつける。ハイビスカスの仲間で、ハマユウと同様、天神島が北限の自生地となっている。
ビジターセンターでは、天神島の海岸植物や昆虫・魚類の標本や写真、佐島の漁労用具などを展示している。
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