江戸のスポーツと東京オリンピック
(江戸東京博物館)
(両国)

両国駅(JR総武線)~江戸東京博物館~両国駅(JR総武線)

mark江戸東京博物館(えどとうきょうはくぶつかん)
両国駅(相撲像)
両国駅(相撲像)
東京都江戸東京博物館
東京都江戸東京博物館

 1階特別展示室において、来年の2020東京オリンピック・パラリンピックに向けて、「江戸の「スポーツ」事情」、「近代スポーツと東京」、「オリンピックへの道」、「1964東京オリンピック・パラリンピック」の貴重な絵図・記録写真や使用された用具類などが展示された。

【江戸の「スポーツ」事情】

蹴鞠
蹴鞠

鞠
鴨沓
鴨沓

 蹴鞠に使用する鞠は、丸く加工した鹿革2枚を、馬の革で綴じ合わせて作られる。
 鴨沓は、つま先部分が鴨のくちばしのように広がっていること、あるいは蹴鞠に縁が深い京都・加茂の地にちなんで、この名があるといわれる。

田中家本 調馬図屏風
田中家本 調馬図屏風
競場御遊覧之図
競場御遊覧之図

 15頭の馬を乗りならす武士の様子が描かれた屏風。ゆっくり歩く「常歩」や、やや速い「速歩」、そして足がすべて地面から離れる速い歩法となる「駆歩」と、馬の足並みをそれぞれ描き分かれている。
 競場御遊覧之図は、日本では古くから、祭礼や年中行事の一環として、あるいは娯楽の一つとして、馬を馳せてひの速さを競う競馬が行われていた。

流鏑馬絵巻
流鏑馬絵巻

 疾走する馬に乗り、馬上から矢を射て的に当てる流鏑馬は、平安時代より実践的な弓術として行われていたが、戦乱の影響や戦術の変化などにより、幾度も途絶した。18世紀になると、八代将軍徳川吉宗が武芸奨励の一環として古式をもとに流鏑馬を復興させた。

小野川 谷風 引分の図
小野川 谷風 引分の図
子供相撲の図
子供相撲の図

 寛政元年(1789)、無類の強さを誇っていた大関・谷風と小野川に横綱免許が与えられた。富岡八幡宮での興行の途中で横綱土俵入りが披露されると、江戸市中で大変な評判となり、多くの人々がその姿を見ようと集まった。

【近代スポーツと東京】

絵葉書「両国国技館」
絵葉書「両国国技館」
上野市不忍競馬ノ図
上野市不忍競馬ノ図

 明治42年(1909)、開業した常設館は「国技館」と名づけられ、相撲を国技とする認識もこの頃から広まった。
 明治17年(1884)には、欧化政策の一環として上野市不忍池の池畔が整備され、競馬場が設けられた。

ジョージ・アダムス・リーランドの写真
ジョージ・アダムス・リーランドの写真
体操用具棍棒(複製)
体操用具棍棒(複製)

 ジョージ・アダムス・リーランドは、軽体操を教える一方、ベースボールやクリケットなどのスポーツを遊戯として取り入れた。

【オリンピックへの道】

国内予選大会で優勝した金栗四三の写真
国内予選大会で優勝した金栗四三の写真
国内予選大会の優勝カップ(複製)
国内予選大会の優勝カップ(複製)

 金栗四三は、熊本県玉名郡春冨村出身。小学校への往復12kmの通学路を毎日走って行き来する「かけあし登校」でマラソンの基礎を築いた。東京高等師範学校に進学後は、学内の長距離競走で頭角を現し、校長の加納にも一目置かれる存在となる。
 優勝カップは、金栗四三がオリンピック予選会のマラソンで優勝した際に授与されたもの。

金栗四三のユニホーム(複製)
金栗四三のユニホーム(複製)
金栗四三の足袋(複製)
金栗四三の足袋(複製)

 金栗がストックホルム大会で使用したユニホーム。背中には「822」のゼッケンがある。
 足袋は、足袋店「播磨屋」の黒坂幸作に足袋の改良を依頼し、競技に臨んだ。そして以降も改良を重ね、大正期には底をゴム底にしたマラソン足袋が完成した。

TOKYO SPORTS CENTER IF THE ORIENT
TOKYO SPORTS CENTER IF THE ORIENT
絵葉書「明治神宮競技大会 競技風景」
絵葉書「明治神宮競技大会 競技風景」

 オリンピック開催地として東京をアピールするために制作された、英語の写真集。加納治五郎らはIOC総会などにこの写真集を持参し、誘致活動を行った。

号外「1940年東京大会開催決定」
号外「1940年東京大会開催決定」
第12回東京オリンピック記念 手旗
第12回東京オリンピック記念 手旗

 昭和11年(1936)7月31日、ドイツのベルリンで行われたIOC総会で、1940年大会の開催地を決める投票が行われ、東京は36票を獲得した。
 手旗は、寄贈者によれば前畑秀子から譲られたものだという。

東京巨人軍 ユニホーム
東京巨人軍 ユニホーム
ポスター「第6回優秀選手選抜東西対抗仕合」
ポスター「第6回優秀選手選抜東西対抗仕合」

 ユニホームは、青柴憲一が着用していたユニホーム。青柴は後に陸軍に招集され、戦地で病死した。

ポスター「日本野球公式大リーグ戦」
ポスター「日本野球公式大リーグ戦」

 戦後のプロ野球の復活は早く、昭和20年(1945)の11月には当時まだ接収されていた神宮球場の使用が許され、東西対抗戦が行われた。バットは、「ミスタータイガース」こと藤村富美男のバットと、松竹ロビンスや広島カープなどで活躍した小鶴誠のバットである。

ポスター「力道山 試合」
ポスター「力道山 試合」
ポスター「力道山 試合」
ポスター「力道山 試合」

 相撲を廃業した元関脇の力道山は、アメリカでの特訓を経て、帰国後プロレス興行を始めた。

メルボルン大会日本選手団 シューズ(複製)
メルボルン大会日本選手団 シューズ(複製)
メルボルン大会体操優勝 小野喬
メルボルン大会体操優勝 小野喬

東京オリンピック公式ポスター 日の丸
東京オリンピック公式ポスター 日の丸
聖火ランナー用ランニングシャツ
聖火ランナー用ランニングシャツ

 4種類制作された公式ポスターの第1号。日の丸を大胆にあしらった、亀倉雄策デザインのシンボルマークをそのまま用いたもの。

日本代表選手用公式ユニホーム
日本代表選手用公式ユニホーム
競技役員 公式ユニホーム
競技役員 公式ユニホーム

【2020東京オリンピック・パラリンピ向けて】

2020年招待時のグッズ
2020年招待時のグッズ

五輪マークのモニュメント(日本橋のたもと)
五輪マークのモニュメント(日本橋のたもと)

map 両国周辺 ウォーキングマップ

関連ページ(両国駅)

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