散歩コース
目黒駅(JR山手線)~大円寺~五百羅漢~目黒駅(JR山手線)寺伝では、寛永元年(1624)出羽湯殿山の修験僧大海法印が大日如来を本尊として道場を開いたのが始まりという。
「明和の大火(行大坂火事)は、明和9年(1772)、寺僧の放火により火を発し、江戸市中628町に延焼した。そのため再建を許されず、幕末になって薩摩藩島津氏の菩提寺として再興された。門を入った左手にある五百羅漢の石像は、この大火の犠牲者供養のために当時つくられたものと伝えられる。明暦の大火(振袖火事)・文化の大火(車町火事)と並ぶ江戸三大火事の一つである。」(※)
釈迦三尊像を中心に、十大弟子像、十六羅漢、491基の五百羅漢像が安置されている。
本堂にある大黒天は、山の手七福神の一つである。
阿弥陀堂には弥陀三尊像や西運上人像を安置する。西運は江戸初期、隣の明王院に任し、行大坂の修築などを行なったらしい。門前にそのときのものらしい行大坂敷石道道供養碑がある。西運は八百屋お七の恋人吉三の出家後の名とも伝えられている。
釈迦堂の本尊釈迦如来立像(国重文化財)は、鎌倉初期の清涼寺式の木彫であり、端正な姿が美しい。
【万燈会】
令和2年2月28日、行人坂大火250年忌供養の五百羅漢石仏群「万燈会」が行われた。
元禄8年(1695)、京都の仏師松雲元慶が彫った五百羅漢を安置するため、亀戸に一堂が開かれたのが始まりで明治の末、当地に移転した。
五百羅漢像は、現在三百余体が残っており本堂と羅漢堂に安置されている。釈迦如来を中心とする群像としての迫力と、1体ごとに異なる表情がある。
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