ゆかりの地
二宮金次郎(尊徳)は天明7年(1787)7月、栢山村(小田原市)の農家の長男として生まれました。4歳の時、酒匂川の氾濫で田畑を流され、苦しい生活の中、13歳で父が病死し、15歳で母が亡くなり、弟2人と別れ、伯父万兵衛家で暮らしました。金次郎は働きながら一生懸命勉学に勤め、多くの自然の法則や人生の生きる道を学びました。
金次郎はいつも、伯父万兵衛に「学問より早く一人前の百姓になりなさい。」と言われていました。金次郎は万兵衛に心配をかけまいと思い、あんどんの光が漏れない様にどてらをかぶせ、障子の外が明るくなるのも気付かないほど、熱心に勉強に励みました。
23歳で一家の再興を成した後、小田原藩の家老服部家の財政立て直しや五常講という信用組合のようなものを試みたりしました。
明治27年(1894)4月、小田原城に隣接する報徳二宮神社は二宮金次郎(尊徳)を祀る
その後、常陸その他諸藩、諸村の復興に農政家として寄与する活躍をした。