小田急新松田駅から地蔵堂行きのバスに乗込むが、関本駅を過ぎると乗客は私一人のみとなる。地蔵堂から約15分上がった所に夕日の滝がある。今日は「夕日の滝びらき」の催しが行われており、南足柄観光協会の方々やカメラマン達が大勢集まっていた。
夕日の滝周辺では、山伏修祓・金太郎健康祈願・足柄ささら踊り・マスのつかみ取りなどが行われ、集まった観光客を楽しませていた。
酒匂川の上流内川にかかる落差23m、幅5mの滝で金太郎が産湯をつかった滝と伝えられている。夕日の滝の名称は、夕日に映える美しさから名づけられたと言われているが、毎年1月半ばに夕日が滝口に沈むところからつけられたとも言われている。
地蔵堂からバス道を下りるが、天気の方は真夏並みの暑さで炎天下を歩くのが辛い。
約1時間で矢倉沢の交差点(関本方面と山北方面の別れ道)に着く。交差点手前の道端では 色とりどりのあじさいが咲いており、写真を撮った。
平山から洒水の滝へ通じる道に入った頃から、天気が急変し大粒の雨も降り始め、訪れた観光客は傘をさしながら滝へ向う。洒水の滝は全国の「滝百選」や「名水百選」にも指定されている名爆で知られる。
洒水の滝は、平山の滝、麗水の滝とも呼ばれている。足柄道に沿った矢倉岳の北斜面を水源とする酒匂川の支流、滝沢川にかかる三段の滝の総称のことで、山間地の海抜200mから300mのあいだに、下流から順に一の滝69.3m、二の滝16m、そして最上段三の滝が29.3mとある。
洒水の滝から最勝寺に戻る頃から、激しい雷が鳴り始めた。山北駅手前では、民家の軒下を借りて約30分雨宿りする羽目になった。