京急三崎口駅から和田方面に向って国道134号を歩き始める。午後3時過ぎであったが、真夏の太陽の日射しは厳しい。約30分で 長浜海岸の砂浜に出る。砂浜では帰り支度する海水浴客が目につく。
長浜海岸から荒崎公園・長井漁港を歩く「荒崎(あらさき)・潮騒(しおさい)のみち」は、松の青と砕ける波の白が調和する景観の美しい所です。
荒崎海岸へ向かう途中、満ち潮で危険を感じて引き返した。(要注意!)
途中まわり道をして、荒崎公園入口バス停からしばらく歩くと、凹凸の特質な地形の岩石と青い海の景観が美しい荒崎海岸に出た。何よりも、全身の汗を取ってくれる潮風の涼しさが心地好く感じた。
「岩にくだける波の自さと、海蝕台、海蝕洞がつくり出す景観は、実に素晴らしく、圧倒される。なかでも「十文字洞」は、海蝕によってできた洞窟で、波に刻まれた岩と松が、変化に富んだ風景を見せている。荒崎から長浜に至る「荒崎(あらさき)・潮騒(しおさい)のみち」の出発点にもなっていて、この十文字洞に代表されるように、荒崎は海蝕によって造られた地形である。」(※)
荒崎公園入口バス停に戻り、長井漁港の方面へ進む。海岸線沿いの道は富士山の容姿が素晴らしい所です。途中、魚の直売所がある長井漁港を通り、「荒崎・潮騒のみち」の終点である富浦公園に着く。荒崎公園から約1時間であった。この公園で大休止をする。
「大正12年(1923)2月1日、前田夕暮は東海道線の車中で偶然北原白秋と出合い、そのまま連れ立って三崎へ行き、城ケ島に遊んだ。帰途この地長井に立ち寄り、「藤屋」に宿泊している。碑の歌は、「長井村に泊まる」から一首を選んだものである。 宵あさき 長井往還 行きにつつ 村湯の明り なつかしみけり」(※)
陸上自衛隊少年工科学校、武山駐屯地の前を歩く。大楠芦名口バス停に着く頃には、美しい夕日が見られた。