散歩コース
西丹沢自然教室バス停(富士急湘南バス)~用木沢~犬越路~神ノ川ヒュッテ~神之川~神ノ川入口バス停(神奈中バス) 朝早く自宅を出て小田急松田駅には7時15分頃に着く。しかし、西丹沢行きのバスは出発したばかりで、次の富士急湘南バスは1時間後であったが早めに切符を買い、駅付近をぶらぶらしていた。
その時、西丹沢に行かれる人から「5人集まってタクシーに乗りませんか?」と声をかけられ、結局見知らぬ登山者の方々とタクシーに同乗させてもらうことになる。(同乗させて貰った方々に感謝します)
県立西丹沢大山自然公園は国定公園の指定の結果、この公園の区域は、三ブロックに別かれる形となった。西丹沢地域には山梨県に連なる東海自然歩道が1,000m級の稜線に走っており、ここの深い谷と原生林は特に美しい自然景観を呈している。東部の地域に位置する仏果山・経ケ岳地域と弘法山を中心とした山並みは手頃なハイキングコースとなっている。
西丹沢バス停から約30分歩き、用木沢出合から沢沿いの「東海自然歩道」でもある道に入る。しばらくすると、登山道が昨日の雨で増水した川の為途切れており、靴を脱いで沢を渡るハメになる。
冷たい水に、水の流れも速く、そして膝までの深さがある箇所もあり慎重に渡る。こんな事を3回も繰り返すと多少うんざりした。
犬越路(自然)手前の急な登りも結構きつく、何度も休憩をとりながら先へ進む。西丹沢を出発してから約2時間で犬越路の展望台に上った。西丹沢の展望が広がる犬越路は、もの静かな峠で、桧洞丸と大室山に登る登山者の休憩場所でもある。この峠には、登山者の為の避難小屋がある。
「丹沢山塊の主峰桧洞丸(ひのきほらまる)と山梨県境の大室山との尾根道の鞍部に当たる山道で、中川川上流の陽木沢(ようけさわ)と道志川の支流日陰沢の分水嶺でもあるのが、標高1050mの犬越路である。かつて戦国時代は、甲斐(現在の山梨県)の武田信玄の勢力がこの辺りまで及んでいた。山岳戦を得意とする武田の軍勢は、たびたび小田原北条氏を攻めたが、その時、この道をつかって小田原へ向かった。険しい山道であったため、軍用犬を先頭にして兵をすすめたという伝説が地名の起こりとされている。」(※)
小休止をとり、ここから神之川方面へ沢を下る。犬越路から日陰沢への急な登山道では、ふみ足を注意しながら慎重に下る。ただ、神ノ川ヒュッテ手前からは林道に入り、歩きやすくなった。
神ノ川ヒュッテは、桧洞丸と大室山への登り口、そして東海自然歩道の要所なのか、小屋の中には訪れた登山者の古い記念写真が何枚も飾ってあった。
日陰沢橋を渡り、少し歩いた所に「角田忠次の住み家」と言われる小さな家が残っていた。
大正の終わり頃から昭和17年(1942)にかけて、北丹沢の先駆者であった角田忠治は、ここ山の神に住んでいました。特に京浜地方からきた登山者への宿の提供や登山の案内をして、生計を立てていた。
折花橋付近からの神之川は美しい渓流となる。また、この辺りからは有料の渓流釣り場が続き、河原は大勢の釣り人が目につく。
折花神社には幾つかのいわれがある。その1つは折花姫の父は二十代当主武田勝頼の家臣で小山田六右ヱ門といい、武田家滅亡とともに、この地へ逃れたものの敵の手により悲しい最期をとげた説や、折花姫は平家落武者のまな娘でその悲話などである。
散歩コース
西丹沢自然教室バス停(富士急湘南バス)~用木沢~犬越路~神ノ川ヒュッテ~神之川~神ノ川入口バス停(神奈中バス)