材木座の鎮守である五所神社である。明治41年(1908)に、町内の八雲・諏訪・金毘羅・視女・八坂の5カ所の神社を合祀して、もとの三嶋神社の社殿にまつったものである。祭神は、天照大御神・須佐之鳴命・大山祇命・建御名方命・崇徳院霊である。
材木座ではお神輿のことをお天王様と呼ばれ、別名天王堂と呼ばれている。神輿庫には合祀時に各神社から集められた三基の神輿が鎮座している。
毎年6月第日曜日の例大祭では、町内を神輿が練り歩き、海上渡御が行われる。
社殿脇の小さな建物には、「弘長二(1262)年」の銘が刻まれた板碑が残されている。
三光尊石上稲荷は、豆腐川の河口に鎮座で、ここにお祀りしている石は『石上さま』といわれる。船や海水浴客、漁師に悪さをしたり、いたずらして崇りが多かった為、陸に引き上げられた。
庚申塔は、乱橋村と材木座村各村の道端や辻にあったものを明治9年(1876)の政令により集められたものです。