園内の中心となる「歴史体験ゾーン」には、江戸時代の民家・旧安西家主屋や文庫倉、明治時代の長屋門・穀倉があり、農村の生活ぶりを伝えている。
長屋門に向かって左手は長屋門と一続きの穀倉。現在は「蔵ギャラリー」として、絵画や陶器その他作品発表の場として使用されている。
元泉区和泉町に屋敷を構える安西家(江戸中期の上流階級)の主屋であったが、平成2年(1990)横浜市に寄贈された。
現在、竃や囲炉裏が煮炊きに、暖房に使われている。
文庫倉は建築年代は明治後期で、一階は農機具などが展示されている。
大久保原縄文遺跡から出土した注口形土器は、液体を貯え、注ぐための容器と思われる。
自然観察ゾーンの「せせらぎの水辺」は雨水が地下にしみ込んで、谷に集まり湧き出た自然の水がせせらぎを作る。かっては、水田や製糸に利用されていた。木立の中をゆっくりと散策できる園路が続く。
園内はホタル等、いろいろな生き物が生息している。
雑木広場のクヌギやコナラの雑木は、薪や炭の材料として利用されていた。