少しでも涼しい時に歩きたいと思い、いつもより早い時間に家を出る。横浜線の長津田駅から、東急こどもの国線沿いのバス道を歩き、約1時間でふるさとの森に着いた。残暑が厳しく、全身汗だくで、冷たいお茶が乾いた喉を潤してくれた。
ふるさとの森には5つのため池(熊の池、むじな池、大池、新池、居谷戸池)があるが、訪れたむじな池は、水面全体が緑の藻で敷きつめられいた。むじな池は神秘的な雰囲気が感じられる池である。釣り堀熊の池では、日曜日とあって大勢の人達がヘラ釣りを楽しんでいた。
むじな池から寺家ふるさと村へ入った所に水車小屋がある。豊富な水が流れ込んて、水車は軽やかに回っていた。
寺家ふるさと村は、春はスミレやレンゲ、桜が春の色を織り、夏は緑したたる青葉の清涼感、秋は暮色あふれる刈入れ風景、冬は雪景色と、四季折り折り、日本の自然を織りなしている。
さらに少し歩くと、「青山亭」の看板が見える。高級料亭の入口ような門をくぐった所に、陶器の展示室(郷土文化館)や茶室がある。志野焼き体験ができる「陶芸舎」、「大曽根園」「体験室温」「トシエ園」などの農園では、新鮮野菜やうづらの卵、きのこ等を買うことができる。
寺家ふるさと村から、鶴見川沿いに市が尾駅近くまでの3kmを歩く。炎天下の歩きはきついもので、木の木陰を見つけては休憩を重ねる。それでも、この道をトレーニングしている人は、マイペースで走り抜けて行った。