「「開国博Y150」は、横浜開港150周年記念事業のコアとなる横浜にとって50年に一度の大型イベント。横浜は、安政6年(1859)の開港以来、開港50年ごとに、盛大な祭典を行ってきた。そして平成21年(2009)、開港150周年記念として「開国博Y150」を開催。母なる港・マザーポート横浜には、多様な「チカラのたね」に育まれた横浜市民、横浜ゆかりの企業・店舗、アーティスト、映像作家などが一堂に会し、海・街・自然が生きる3つのエリアで横浜の魅力・歴史・未来を凝縮した祭典を繰り広げられた。」(※)
「ベイサイドエリア会場では、日本初登場となる、フランスの巨大スペクタクルアート劇団「ラ・マシン」によるパフォーマンスや、日本を代表する映像作家・岩井俊二氏がプロデュースする新感覚SFファンタジー「BATON」の上映、開国・開港をテーマとした歴史体験やエンターテイメントイベント、ライブ、パフォーミングアーツ、国際交流、市民協催イベントが紹介されている。」(※)
横浜開港150周年記念事業全てのマスコットでもある。横浜開港資料館の中庭に植えられるタマクスの木の精。上半身は芽を出した種子、下半身は船をモチーフにしており、横浜のタネが世界に向け出航するイメージを表している。
【2009年 ENEOS「ラ・マシン」】
巨大スペクタクルアート劇団「ラ・マシン」の母体は1990年代初頭にアーティスト、デザイナー、制作スタッフ、技術スタッフらの協力によって誕生した。平成11年(1999)には非営利団体として「ラ・マシン」を設立し、西フランスのナントと南フランスのトゥールーズ近郊のトゥルヌフイユにアトリエを設け、制作活動を行っている。
「クモ」は「糸」で巣を作る動物で、きわめて創造的な生命体である。また、「Web=クモの巣」型ネットワーク社会のシンボルともいえる。150年前、異文化の種を受け取り、育んだ横浜だからこそ異なる「クモ」を受け入れ、来場のみなさんと共生のイベントを繰り広げる。
「ヒルサイドエリアのメイン会場となる建築物。竹のパーゴラは竹の建築技術の新たな提案として、一切金属を使用しない工法を開発して建てられました(基礎部分は除く)。日本の建築基準法上、建築材として認められていない竹ですが、竹活用の可能性を広げることを目的に。竹でトラス構造体を作り、竹と竹をつなぐ接合ピンにも竹の集成材を使用している。」(※)
市民創発プロジェクト(たるまるの 北タイ暮らし体験 )は、 公募で集まった市民スタッフらが、1年半におよぶ準備期間を経て企画した各種の展示や催し。タイの山の暮らしと文化を紹介する展示の様子です。