今日は絶好の登山日和に恵まれて、小田急線の秦野駅前のヤビツ峠行きのバス停には、大勢の登山者の長い列が出来ていた。したがって、一台のバスでは全員が乗車出来ないので、今日は臨時バスが運行されていた。

　ヤビツ峠から約20分で、塔ノ岳表尾根の登山口にある「富士見山荘」に着く。(ただ、ヤビツ峠から富士見山荘までタクシーを利用する人もいる)

　二ノ塔は、丹沢で四季を通じて人気のあるコースに表尾根がある。春から秋にかけての休日には登る人の列ができるほどだ。起伏は多いが展望のいい尾根で、ヤビツ峠から塔ノ岳へと連なっている。

　三ノ塔は高さこそ塔ノ岳に及ばないが、優るとも劣らない素晴らしい展望をもっている。北には起伏のはげしい表尾根が、烏尾山から行者岳、塔ノ岳へと連なる。

　三ノ塔山頂の一角には休憩所があり、登ってきた人には大変便利であった。

三ノ塔山頂からの富士山

　丹沢大山国定公園は、昭和40年(1965)に、県立丹沢大山自然公園の中枢部分が格上げの形で国定公園に指定されたもので、その面積は26,345ヘクタールと箱根国立公園の約2.6倍に当たる。高山の趣きを感じさせ「神奈川県の屋根」とも呼ばれるている。

　三ノ塔山頂では富士山、大山、塔ノ岳(自然)の写真を撮影しながら、しばらくの間休憩を取った。初めて三ノ塔に登って、好天気と素晴らしい展望に恵まれて本当にラッキーであった。
　ほとんどの登山者は塔ノ岳までの往復をされるが、私は三ノ塔尾根を下って小田急渋沢駅まで歩いた。

　万人愛林緑風万里は、横野共有林野は、江戸時代初期から380年の永きにわたり、横野に居住した先祖から引き継がれ、現在も住民の手によって管理運営が行われている。
　三ノ塔尾根は表尾根に比べて静かで、途中にすれ違った登山者は数人程度であった。

　三ノ塔尾根を下りきると、眼下に県立秦野戸川公園の立派な「風の吊り橋」が見えてきた。

県立秦野戸川公園風の吊り橋と丹沢の山々(公園・庭園)

　丹沢の山々から流れる水無川の自然を活かした都市公園。古くから丹沢登山口として知られるこの地域は、毎年多くの登山客やキャンパーが訪れににぎわっている。美しい丹沢の山並を背景に、川遊びやパーベキュー、野遊び、農作業体験などが楽しめる。

　ビジターセンターでは、「山と暮らし」、「丹沢登山」、「山と信仰」などの展示を見学させてもらった。
　公園内には少年野球場・多目的グランド・子供の広場・小さな庭の見本園などの施設がある。

三ノ塔周辺 散歩マップ

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