観光コース
伊東温泉~三原山~波浮港~椿園~天城高原3月下旬、伊豆大島への小旅行を思い立ち、宿泊先はリゾート会員になっている「東急ハーヴェストクラブ 伊東」を利用し、伊東と天城高原に2泊することになった。
宿泊先から伊東港へは松川遊歩道を歩く。昨夜の雨も止み、晴れ渡った青空に咲き始めた桜が映える。
河口の渚橋から市街地の岡崎まで、川沿いに約1km続く松川遊歩道は、そんなムードを楽しむのにうってつけ。大正時代を中心に詩人・劇作家・画家・医学者として活躍した木下杢太郎のレリーフや、徳川家康の外交顧問を務めた ウィリアム・アダムス(三浦按針)の記念碑など、多くのオブジェに触れられる。
昭和初期の建築様式をそのまま残す木造3階建ての温泉旅館。平成13年7月に、貴重な木造建築を後世に残すために、市を代表する観光施設として生まれ変わり公開をスタートしました。
伊東港 と熱海港から乗船した観光客は殆ど団体旅行の一行である。高速フェリー(シーガル)が岡田港に着き、ここでレンタカーに乗り換えて、三原山頂口へ向かった。三原山頂では、ここから噴火口に登る人が何人か見受けられた。妻が三原山頂口の御神火茶屋であしたば漬を買い、熱いコーヒーを飲んだ後、元町港に下り大島一周道路で波浮港へと向かった。
三原山は大自然の息づかいを感じながら、本格ハイキングができる。古くから御神火様と呼ばれ、島の人々から崇められてきた三原山。ここには、噴煙を上げつづける噴火口や溶岩流跡などの迫力を体感できるハイキングコースが整っている。
間伏付近では、美しい間伏地層切断面(三原山の噴火によって重なり合った地層は約600mにわたり、地層の美しさから「大きなバームクーヘン」と呼ばれている)が大きく目に付く。
波浮の港は、「伊豆の踊子」に加え、その港の名を広めたのは野口雨情作詞・中山晋平作曲「波浮の港」である。自慢はなんといっても美しく孤を描く姿。西岸の高台にある波浮港見晴台から港の見事なパノラマがご覧できる。
川端康成の小説「薫」は波浮の港に住んでいた。その薫が踊りを披露したとされる港屋旅館は旧館が明治、新館(増築)が大正時代に建築された。かっては、漁業者、観光客等が多く、一階から三階までの客室は夜毎宴席で、賑わったという。
波浮港見晴台から少し走った所に、筆島海岸の筆島が正面に見える展望台がある。
その姿が筆の穂先に似ていることから筆島と呼ばれている。海中から高さ約30m程あり、後ろの断崖絶壁とあわせてダイナミックな景観が楽しめる。サーフポイントとしても人気の高いスポット。また、ここは200万年程前は火山活動の活発だった場所で、この筆島は火山の火道で固まった溶岩だと考えられている。
大島の東海岸にある都立大島公園は、自然の地形を生かして整備された総面積約327haの広大な公園。その中心となるのが椿園と椿資料館。椿園には、園芸品種約450種3700本と、自生するヤブツバキ約5000本を有する日本最大規模の椿の植物園だ。
伊豆諸島に自生するほか、房総や伊豆半島では野生化している。高さ10~15mになる落葉高木で、各地で植栽もされている。葉は有柄で倒卵状楕円形。3~4月、新葉とともに径3~4cmの白色、香りのある花を3~4個散房状につける。
大島公園の椿園前では「桜まつり」が行われていた。そして、お土産の店や「あんこさんの手踊り」などに、大勢の観光客が集まっていた。
大島の最大のイベントの椿まつりに続いて、大島公園及び周辺の大島桜の開花時期に合わせて「桜まつり」を開催いたします。大島公園の椿園の園芸種もまだまだ残っており、この時期は椿と大島桜の両方の花が楽しめる。
○出店・お土産・特産品コーナー・陶芸体験
○あんこ衣装の無料貸し出し
○あんこさんの手踊り
○甘酒の無料サービスコーナー
あしたば(明日葉)は、葉と茎を食用にする。味に独特のクセがあるため、天ぷらやバター炒め、おひたし、マヨネーズ和え等、多少クセを殺す調理法がとられる。特に伊豆大島では、あしたばを椿油で揚げた天ぷらが名物料理になっている。
初島は海底が隆起して海上に姿を現した海成段丘(隆起と海水の侵食によって出来た地形)の島と言われている。現在初島灯台が建っている第1段丘(島内最高地点;海抜約50m)付近は、地質学的な調査によると2万年ほど前に海上に姿を現したと観られている。
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伊東温泉~三原山~波浮港~椿園~天城高原