北随神門は、北の参道に位置し、室町時代の再建になる。
拝殿には「平賊安民」の扁額が揚げられている。
本殿及び拝殿は、応永32年(1425)に一体のものとして再建され、棟札2枚とともに国宝に指定されている。本殿は、傾斜地を水平にするために強固な亀腹の基壇を築き、その上に比翼入母屋造・檜皮葺きの2棟を前後に連結した吉備道ともいわれる様式になっており、切妻道の拝殿が直接つく。
廻廊は天正10年(1579)の再建で、全長360mにも及び、自然の地形そのままに一直線に建てられている。
えびす宮は廻廊の途中に位置して、商売繁盛・家業繁栄の神様として岡山県下に有名である。
初夏には2500株ほどのアジサイが多くの人々を楽しませてくれる。
一童社前の祈願トンネルには、沢山の絵馬がぶら下がっている。