横浜市電保存館・旧柳下邸 見学
(根岸)

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散歩コース

根岸駅(JR根岸線)~横浜市電保存館~旧柳下邸~根岸八幡神社~磯子・海の見える公園~根岸駅(JR根岸線)

mark横浜市電保存館(よこはましでんほぞんかん)
横浜市電保存館
横浜市電保存館
横浜市電保存館
横浜市電保存館

 横浜市電保存館は、市電が廃止された翌年の昭和48年(1973)8月に滝頭車両工場跡に開館し、その後、昭和58年(1983)には、現在の市営住宅1階に建て直された。

【車両展示コーナー】

車両展示コーナー
車両展示コーナー

 「横浜市電」は、明治37年(1904)から昭和47年(1972)まで、約70年間にわたって"ちんちん電車"の愛称で親しまれた。

電車運転系統図
電車運転系統図
旧横浜駅東口大時計
旧横浜駅東口大時計

 電車運転系統図は主要な停留場のみ記載されている。
 旧横浜駅東口大時計は昭和3年(1928)10月の旧横浜駅完成時から、昭和54年(1979)2月までの半世紀にわたり、東口正面で時を刻んできた大時計である。

523号車(500型)
523号車(500型)
車内
車内

 車内の大天井もアーチ型とし、内幕板の押縁、スタンションポールの木座等は手づくり模様になっている。

1007号車(1000型)
1007号車(1000型)
線路の分岐
線路の分岐

 屋根は曲面アーチを採用し、中部に入口専用扉を設けた。入口の幅をつめて出入口に改造し、中部車掌を配置した。

1104号車(1100型)
1104号車(1100型)
ワンマンカーの出入口
ワンマンカーの出入口

 バンバー面から流線型となっている車両は当局雄一のもの。昭和42年(1967)ワンマン車に改造され、昭和47年(1972)の市電全廃まで活躍した。

1311号車(1300型)
1311号車(1300型)
 停留場「滝頭」
停留場「滝頭」

 運転台側出入口は2枚折戸、中央出入口は両開引戸、車掌側は1枚引戸と独特なドアを装備した。

昔懐かしい座席シート
昔懐かしい座席シート

1601号車(1600型)
1601号車(1600型)
車内
車内

 出入口を大きくとり、4枚引戸を採用した。室内灯は蛍光灯でラインライト方式にした。

1501号車(1500型)
1501号車(1500型)
車内
車内

 運転台の窓も大きくした。台車に防塵ゴムを使い、振動や騒音を少なくし、従来の電車と比べて静かで乗り心地も良くした。

横浜市営交通100周年記念花電車
横浜市営交通100周年記念花電車

 令和3年(2021)4月1日、横浜市営交通は100周年を迎えた。今回、その花電車を新たに「ありがとう100周年」バージョンとして装飾。小学校の児童に「未来の市営交通」に向けたメッセージボードを作成してもらい展示している。

【歴史展示コーナー】

歴史展示コーナー
歴史展示コーナー

 市電を中心とした横浜の都市交通のあゆみを、都市横浜の成り立ちと重ね合わせながら紹介している。

路面電車の登場
路面電車の登場
横浜電気鉄道5型車両模型
横浜電気鉄道5型車両模型

 明治37年(1904)、横浜電気鉄道(横浜市電の前身)が神奈川・大江橋間を開通させ、横浜に路面電車が誕生した。

二代目横浜駅前の写真
二代目横浜駅前の写真
展示の様子
展示の様子

 横浜の発展の礎となった吉田新田の開拓から、横浜開港、関東大震災、戦後の復興、市電の最盛期を経て廃止に至った当時の写真などが展示されている。

【鉄道ジオラマ】

横浜市電保存館(鉄道模型ジオラマ)
鉄道模型ジオラマ

 横浜の街を背景に地下鉄、私鉄、JRの0ゲージ車両が縦横に走るほか、昭和30年代の横浜を背景に市電の模型車両を走る。1日数回、約10分間の「0ゲージ運転ショー」が見られる。

【多目的コーナー】

吉村コレクション(国鉄の歴史的機関車)
吉村コレクション(国鉄の歴史的機関車)

 故吉村栄氏が、およそ40年かけて制作、収集された鉄道模型(0ゲージ)コレクションの一部が展示されている。

吉村コレクション(客車、私鉄車両の一部)
吉村コレクション(客車、私鉄車両の一部)

ED42形 電気機関車
ED42形 電気機関車
73系 電車(仙石線)
73系 電車(仙石線)

 ED42形 電気機関車は、1963年まで存在した信越線のアプト区間(横川~軽井沢間)専用の機関車で、3~4重連で使用されていた。
 73系 電車(仙石線)は、1967年頃から首都圏から転出して投入された通勤電車で、仙石線では茶色から気道車色へ、さらにウグイス色へと車体の塗色が変わった。

横浜市電保存館(市電シミュレーター)
市電シミュレーター

 昭和40年代の横浜の街をCGで再現、市電の運転体験が楽しめる。

Nゲージ(中央 横浜山手西洋館)
Nゲージ(中央 横浜山手西洋館)

 Nゲージでは、みなとみらいや新横浜の街を、人気の車両を運転して楽しめる。

Nゲージ(上部 横浜ベイブリッジ)
Nゲージ(上部 横浜ベイブリッジ)

関連ページ(鉄道博物館)


mark旧柳下邸(きゅうやぎしたてい)
旧柳下邸
旧柳下邸

 旧柳下邸は、明治~大正期の有力商人であった柳下氏によって建設されました。大正12年の関東大震災では一部倒壊したものの、大部分は損失を免れました。横浜市では平成8年(1996)に敷地を取得し、建物の寄附を受けて、できる限り創建当時の姿を復元しました。横浜市指定有形文化財として指定されました。

鉄製の天水桶
鉄製の天水桶
洋館
洋館

 表玄関横には、銅鉄引取商の「鴨井屋」の屋号が彫られた鉄製の天水桶がある。

押絵羽子板(居間)
押絵羽子板(居間)

 居間・仏間・客間2には豪華な押絵羽子板が飾られていた。部屋は企画展示や文化活動の場として、市民の方々に利用できる部屋にもなっている。

押絵羽子板(仏間)
押絵羽子板(仏間)
押絵羽子板(客間2)
押絵羽子板(客間2)

 仏間は茶室としても使われ、畳に茶道のための炉が切ってある。

客間1の床の間
客間1の床の間
庭の眺め
庭の眺め

 客間1は、縦繁の格子の書院窓、やに松(黒松)一枚板、違い棚、網代天井、床柱脇の茶室風の袖壁など変化に富んだ意匠になっています。

西館廊下
西館廊下
洋館につづく東館廊下
洋館につづく東館廊下

 各部屋へつづく廊下は、とても趣がある。

足踏みオルガン(洋室)
足踏みオルガン(洋室)
クリスマス飾り(洋室)
クリスマス飾り(洋室)

 洋館は、関東大震災後に上棟された。

花嫁衣装(表玄関前室)
花嫁衣装(表玄関前室)

 昭和10年頃、実際に着用した花嫁衣装です。

庭と水琴窟
庭と水琴窟
中庭
中庭

 庭は、四季の花々を楽しむことができる。

旧柳下邸 外観
旧柳下邸 外観

mark根岸八幡神社(ねぎしはちまんじんじゃ)
根岸八幡神社
根岸八幡神社
拝殿向拝の彫刻
拝殿向拝の彫刻

拝殿
拝殿

 根岸村の鎮守で、御祭神は八幡皇大神、天照皇大神、宇佐八幡大神 、大山祇大神が祀られている。毎年8月(2週目の土曜日)に例大祭が行われる。

御神木のイチョウ
御神木のイチョウ
タブノキ
タブノキ

拝殿扉の彫刻
拝殿扉の彫刻
三猿像の庚申塔
三猿像の庚申塔

 拝殿の両扉には、立派な彫刻が掘られている。

mark磯子・海の見える公園(いそご・うみのみえるこうえん)
横浜市民ヨットハーバー・南横浜火力発電所のの夕景
横浜市民ヨットハーバー・南横浜火力発電所の夕景

 磯子第二ポンプ場の屋上にある「磯子・海の見える公園」からは、横浜市民ヨットハーバー・南横浜火力発電所が一望できる。夕方、公園横から美しい工場夜景が見られる。

比較明合成写真
比較明合成写真

 星と飛行機軌道のインターバル撮影写真を比較明合成ソフトで編集してます。

map 根岸森林公園周辺 散歩マップ

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