散歩コース
新百合ヶ丘駅(小田急小田原線)~むじなが池公園~王禅寺ふるさと公園・王禅寺~虹ケ丘公園~御嶽神社~あざみ野駅(横浜市営地下鉄) 麻生区役所(川崎市麻生区)、図書館、小学校、スポーツセンター、公園、住宅、マンションなど、周辺の住宅環境整備が行き届ている新百合ヶ丘駅。駅南口から麻生スポーツセンターへ向った所にあるのが、緑豊かな山口白山公園です。
さらに南方面へ約5分歩いた、青葉幼稚園横に鶴亀松公園がある。昔、名松「鶴亀松」があったことで知られているが、現在は公園の中心に立派な松が植えられている。
かって鎌倉街道の小高い尾根道だった。そびえ立つ鶴松と地を這う亀松が相生い、樹齢およそ200年。弘法松と並び称された名松だった。江戸末期、幕府代官江川太郎左衛門が殊の他これを愛賞し、鶴亀松と命名した。惜しいことに昭和16年(1941)秋の台風により、その天寿を終った。
百合ヶ丘カントリー倶楽部近くから「むじなが池公園」に入る。鬱蒼とした森林に囲まれた公園は、森林浴するには格好の場所。むじなが池の側には、可憐な紫色のシランの花が咲いていた。
むじなが池は真福寺川源流の一つで、奥にある湧水と豊かな緑に囲まれ昔のまま保たれている。園内の樹林は、コナラ・クヌギ・ケヤキ・イヌシデなどの落葉広葉樹が多く見られる。
白山小南交差点から消防署前まで、街路樹にユリノキが植えられた菅早野線の歩道を歩き、消防署前交差点を右折して「王禅寺ふるさと公園」へ向い、約40分で裏門坂の交差点に着いた。
昭和59年(1984)に川崎市制60周年記念総合公園として計画され、「水と緑をテーマ」を目的に、広々とした多目的広場、芝生広場、見晴らし広場、散歩路、富士山を眺望できる展望広場などがある。
王禅寺ふるさと公園内に入ると、正面に池、小川、緑が美しい「芝生広場」が目に飛び込んでくる。それぞれに手入れが行き届き、散歩路や広場等がとてもきれいな公園であった。休日の早い時間帯だったので、愛犬を散歩させる地元の人を多く見かけた。ちょうど通りかかった夫婦にお願いして、2匹のワンちゃんの写真を撮らさせてもらった。
春のヤマザクラ・ツツジ・アンズをはじめ、四季折々の花や鳥・昆虫類などの動植物が見られる公園です。また、一番奥の小高い場所には「見晴らし広場」があり、絶好の休憩場所になっている。広場のアジサイの花が咲き始めていた。
「平安時代の延喜21年(921)、高野山の無空上人によって開山され東国鎮護の勅願寺となった。鎌倉幕府が滅んだ正慶2年(1333)には、八代当主新田義貞軍によって焼き尽くされたが、応安3年(1370)金沢称名寺の等海上人によって再興された。「関東の高野山」と称されるほどであった。」(※)
本堂前の庭には王禅寺柿の原木(かながわの名木100選)がある。「禅寺丸」というカキの品種の原木で、現在の木は、そのひこばえが育ったもの。また、「柿生」という地名は、この「禅寺丸」にちなんで付けられたものと言われている。
この原木の傍には、王禅寺の自然を愛した北原白秋の句碑が建てられている。
【北原白秋の句碑】
柿生ふる柿生の里 名のみかは禅寺丸柿 山柿の赤きを見れば まつぶさに秋は闌けたり
王禅寺ふるさと公園から虹ヶ丘方面に向って歩く。この日、 虹ヶ丘公園横にある虹ヶ丘小学校では春の運動会が行われ、晴天の下、汗を流してがんばる子どもたちと、ビデオやカメラを手に声援する父母の光景が見られた。
虹ヶ丘公園からあざみ野駅へ向う道路沿いには、随所に公園(早野聖地公園・虹ヶ丘南公園・すすき野二丁目南公園)が整備されている。黒須田川を通り過ぎた左側に御嶽神社があり、小休憩を兼ねて神社を拝観した。
その後、あざみ野の高台にある「あざみ野中学校」でも体育祭が行われていたので、しばらく見学し、ゴールのあざみ野駅へと向った。
散歩コース
新百合ヶ丘駅(小田急小田原線)~むじなが池公園~王禅寺ふるさと公園・王禅寺~虹ケ丘公園~御嶽神社~あざみ野駅(横浜市営地下鉄)