宝戒寺から少し南へ向かって東の小道にはいると、滑川にかかる東勝寺橋がある。「鎌倉時代の武士青砥藤綱が、橋の上で袋に入れていた十文の銭を滑川落とした時、家来に五十文で松明(たいまつ)を買ってこさせ、沢床を照らして探した。」の伝説がある。
「東勝寺は、北条泰時が退耕行勇を開山として嘉禎3年(1237)ごろ開いたと伝えられ、元弘3年(1333)5月22日、新田義貞の鎌倉攻めで十四代執権北条高時・十五代執権北条顕時、北条氏一門がここに火を放って870人余が自害したといわれでいる。」(※)
東勝寺跡をさらに登れば、北条高時腹切りやぐらが残っている。現在でも供養が行われている。
祇園山ハイキングコースは、「高時腹切りやぐら入口」から、祇園山を通って八雲神社まで約1.5kmのハイキングが楽しめる。