江ノ電腰越駅近くに源義経・弁慶ゆかりの満福寺がある。
満福寺は真言宗大覚寺派、山号は龍護山、開山は行基と伝えられる。
本堂前に腰越状の石像がある。本堂欄間にも腰越状の彫刻が彫られている。
文治元年(1185)5月24日、平家を滅亡させた源義経は兄の初代将軍源頼朝の怒りにふれて鎌倉入りを禁じられ、鎌倉の西端にあたる腰越にとめられた。そのとき、頼朝の怒りを解こうと切々たる思いを託したのが「腰越状」である。
本堂内には、義経の生涯を描いた三十二面の鎌倉彫の襖絵がある。
【客殿】
客殿には、十二支・広目天・襖の鎌倉彫など様々な鎌倉彫が展示されている。
境内には弁慶の腰掛石、弁慶の手玉石などが残されている。