縁結び石は、社務所で赤い糸の付いた五円玉を授与していただき、これを縁結び石に結び付ければ、神様との縁が結ばれ、ご利益が授かると言われている。
葛原岡神社は由比ヶ浜の鎮守で日野俊基を祀る。明治になって日野俊基を崇敬する動きが高まり、当時鎌倉宮の宮司であった松岡利紀が中心になって神社の勧請が進められ、明治21年(1888)に創建された。
昇運の神龍は『御本殿を御造営する際、旧御本殿に納められていた神龍で、百二十年間御祭神をお護りして来ました。』と、伝えられている。
日野俊基卿墓手前の大きな木に、『ここから富士山が見る事ができます』の張り紙があり、ここから富士山の写真を撮った。ただ、背伸びしても手前の木々が邪魔して富士山をはっきり写すことが出来なかった。
正中元年(1324)、日野俊基は後醍醐天皇の側近で、朝廷の討幕計画(正中の変)に加わり、幕府にとらえられたが、証拠不十分で釈放された。
元弘2年(1332)、に再度の討幕計画(元弘の変)が発覚し、鎌倉の葛原ガ岡で斬首された。墓塔は室町初期の様式をもつ宝匪印塔が残っている。