天皇

週末ウォーキング / 人物一覧(ゆかりの地)

聖武天皇

 聖武天皇(701~756)は、仏教に国の平安を求める。国際色豊かな天平文化に大きく寄与した。

ゆかりの地

相模国分寺跡相模国分寺跡(撮影 2020.10.25)

 聖武天皇が、天平13年(741)の「国分寺建立の詔」をうけて建てられた七重塔の跡で、国分寺の塔には国家の平安を祈る金光明最勝王経が安置されていた。

東大寺金堂(大仏殿)
東大寺金堂(大仏殿)
(撮影 2010.1.10)

 東大寺の創建は、天平15年(743)、聖武天皇が「盧舎那大仏造立の詔」を出しことからに端を発する。

光明皇后

 光明皇后(701~760)は、聖武天皇皇后で、749年の聖武天皇退位後は皇太后となる。仏教への厚い信仰と豊かな教育をもっていた。

ゆかりの地

杉本寺
杉本寺
本堂(撮影 2007.7.22)

 杉本寺は天台宗、山号は大蔵山、天平6年(734)に光明皇后の命で、藤原房前行基により創建された鎌倉最古の寺と伝えている。

後醍醐天皇

 後醍醐天皇の倒幕計画(元亨3年(1324)の「正中の変」、元弘元年(1331)の「元弘の変」)が発覚し、隠岐に配流となる。
 隠岐から脱出すると、足利尊氏新田義貞らの協力で鎌倉幕府を滅ぼし「建武の新政」を行う。

ゆかりの地

護良親王

 後醍醐天皇の第1皇子。延暦寺の僧であったが、「元弘の変」が起ると俗人に戻り、倒幕に協力した。後醍醐天皇が隠岐に配流されている間、楠木正成らと反政府勢力を結集し倒幕に導いた。

ゆかりの地

拝殿
鎌倉宮
拝殿(撮影 2020.11.8)

 鎌倉宮は、明治2年(1869)明治天皇により、後醍醐天皇の皇子護良親王を祀るために建てられた。護良親王は僧となってその門室を大塔といったので大塔宮とよばれた。

幽閉されていた土牢
幽閉されていた土牢
護良親王の墓
護良親王の墓

 後醍醐天皇や初代将軍足利尊氏と対立を深め、捕らえられて、鎌倉に幽閉された。そして、建武2年(1335)に起きた中先代の乱(建武新政軍vs旧鎌倉幕府軍)で、北条時行(北条高時の次男)が鎌倉に乱入した際、鎌倉にいた足利直義(足利貞氏の三男)の命により、淵辺義博に殺された。


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