法華堂は室町時代の禅宗様建築で、日蓮上人像や大檀・鰐口・燭台などがある。
本師堂(八角堂)にはタイ国からの釈迦像が安置されている。
「長勝寺は、安国論寺、妙法寺と並びここも日蓮上人の「松葉ヶ谷草庵」の跡と伝えられる。この地の領主石井長勝が日蓮に帰依し、日蓮が伊豆国伊東の配所から鎌倉に戻ってきたとき、自分の邸宅に小庵をたて寄進したのが本国寺であるといわれている。本国寺が室町時代初期に京都に移建して廃寺になっていたのを日静が復興し、山号と寺号を開基の石井長勝の名にちなんで石井山長勝寺とつけたと伝える。」(※)
帝釈堂には、帝釈天が祀られている。
本堂前には、高村光雲作の日蓮上人像と四天王像が立っている。
材木座霊園に上がる石段の途中に、もと日活のアクションスターの「赤木圭一郎の碑」がある。赤木圭一郎は映画俳優、本名は赤塚親弘、東京生まれ。神奈川県立鎌倉高校学校を卒業し、成城大学を中退して日活に入社。「トニー」の愛称で人気を集め、石原裕次郎、小林旭、和田浩治らとともに日活ダイヤモンドラインとして大々的に売り出された。
高台の材木座霊園には、赤木圭一郎の墓がある。