散歩コース
大船駅(JR横須賀線)~龍宝寺~大船駅(JR横須賀線)龍宝寺は曹洞宗、山号は陽谷山。玉縄城主の北条綱成が建立した瑞光院ともいわれる香華院がこの寺のはじまりといわれ、玉縄北条氏の菩提寺として栄えた。
本堂左手前の芍薬畑には、ピンク色のシャクヤク(芍薬)の花が咲いていた。
本堂には、釈迦如来と脇侍の文殊・普賢菩薩がまつられており、玉縄歴代城主である北条綱成、北条氏繁、北条氏勝の位牌や三代将軍源実朝の位牌も安置されている。
豊臣秀吉の小田原攻めに際し、氏勝は籠城して防戦を続けていが、秀吉方の徳川家康のすすめで氏勝は開城した。創建当時は広大な寺領を有していたが、後北条氏の滅亡で衰退した。
供養塔は、住職四世良順大和尚が建てたもので、玉縄城500年を記念して、この地に移築された。
北条早雲が築城した玉縄城、地域の歴史的資料などが展示されている。
玉縄城は、北条早雲が永正9年(1512)、三浦氏攻略と関東支配の根拠として築城したもので、土塁で固めた擂鉢状の本丸を中心に、周囲には深い空堀をめぐらし、さらに四方に曲輪が配置されている戦国時代の典型的な山城である。
「かわらけ」は祭事に用いられた、やや深い皿(杯)状の土器で、地鎮祭・墓前祭・出産時・神事などに用いられた。
館内は、縄文・弥生期の出土品や玉縄城址模型の他に、農機具、生活用品などの展示もされている。
関谷にあった江戸時代中期の民家である旧石井家住宅がある。
石井家は後北条氏時代の地侍で、江戸時代には名主をつとめたといわれる豪農である。建物は17世紀後半に建てられ、 3間取りの四方下家造で、神奈川県内の古民家のなかでも年代の古い建物である。
散歩コース
大船駅(JR横須賀線)~龍宝寺~大船駅(JR横須賀線)