「古代蓮の里にほど近い公共施設建設工事の際に、偶然出土した種子が自然発芽し甦り、池に開花しているのが発見されました。地中深く眠っていた多くの蓮の実が出土し、自然発芽して一斉に開花した事は極めて珍しいことといわれています。古代蓮の里では、自生地から移植した古代蓮を育てており、可憐な古えの花をお楽しみいただいております。」(※)
園内の古代蓮会館では、展示室・展望室・休憩所・研修室があり、蓮に関する様々な資料、行田の自然・生物の様子などが展示されている。地上50mの展望タワーからは大パノラマを望むことができる。
10万株植えられている行田蓮(古代蓮)は、6月下旬から8月上旬まで花を楽しむことができる。
世界の蓮園では、41種類、約2万株の花蓮を楽しむことができる。
インドのプラカシュ・シャー駐日大使が行田市の古代蓮の自生地を訪れた際に贈られた種子から開花した蓮。
白万々は、花弁は蕾から開花直前頃までは緑色を帯びているが、開花後は純白となる。
碧台蓮は、花色は白色でやや緑色を帯びている。
原始蓮は、花色は濃いピンクで退色が早く花弁基部近くは白くなり条線は鮮明。大賀一郎博士が原始的な蓮として命名した。
姫蓮は、花色は濃いピンクで条線は鮮明。比較的小型。花つきが良い。
即非蓮は、花色は桃色で条線は鮮明。江戸時代の初めに中国の僧、即非禅師が招来したとされる蓮。
王子蓮は、花色は淡黄のクリーム色。アメリカ産の王子蓮(黄蓮系統)と東洋産の紅蓮系統との交雑品種。
開花初期は全体にピンク色をしているが次第に白となり、先端だけピンク色が残る。酔ったお妃の顔のように見える。
中国古代蓮 は、花弁はやや細く、花色はピンクで条線は不鮮明。花径は26cm程度。淡紅色で、花容は非常に優雅。
小舞妃蓮は、花径18~20cm。花色は淡黄色で弁先は紫紅色。
剣舞蓮は、花径は大型で花は白に近い黄白色。
千弁蓮は、花径は24~26cm。花色は桃色から紫紅色。
花色は濃いピンクで、花弁基部にわずかに黄色が見られ退色は遅く、3~4日目に淡いピンク色となる。蜀紅蓮と舞妃蓮の交雑品種。