中河原梅林でバスを降りる。小田原梅まつりも今日が最終日でもあり、訪れている花見客も少なかった。早速、梅の花と富士山が映る場所を探し写真を撮った。
曽我梅林から、酒匂川に架かる富士道橋を渡り、堀之内から伊豆箱根鉄道(大雄山線)の五百羅漢駅へと歩いた。
玉宝寺は五百羅漢を安置する寺として知られる。五百羅漢の造立には、村内の添田氏の兄弟が深くかかわっている。 享保15年(1730)徳川吉宗のころ、出家して智鉄と号した兄が発願し、広く篤信者から浄財の寄進を求めて7年間に170体を道立した。
玉宝寺からは西部丘陵ウォーキングコース(小田原~辻村植物公園~五百羅漢)(小田原市内散歩コース)となっている緩やかな道を上がる。
いこいの森は森林の大切さを身近に認識して、森林を木材の生産ばかりでなく休養の場として活用していくために小田原市が開設したもので、バーベキュー・林間キャンプ場・林間運動広場・体験交流センターきつつきなどの施設がある。
小田原こどもの森公園は、自然の中、のびのびと遊ぶことができる公園。公園には、こども列車・ふれあい広場・プレイゾーン・アドベンチャーゾーンなどがある。今日は、小さい子供ずれの家族が殆どで、中でも「こども列車」は人気があり、大勢の人達が乗り込み歓声が沸いていた。
前身の辻村農園は、辻村常助氏と弟の伊助氏によって明治40年(1907)頃、現在の小田原駅付近に創立されたが、国府津から小田原に鉄道が付設されることに伴って、現在の場所に移転した。
現在の辻村農園は、西洋草花を主として扱っていたが、諸外国から樹木の種子を取り寄せて、庭園や公園樹としての試作をした。初春には約600本の梅が咲き誇り、甘酸っぱい香りが漂う。
今日は晴天に恵まれ、青空と白梅、そして遠くに相模湾が美しく見えた。公園内を一周した後、水之尾毘沙門天の前を通り、箱根登山鉄道の風祭駅に向かって一気に下った。